(巻八)体内の迷路も夏か水いそぐ(山川蝉夫)

だいぶ、気温も下がり蒲団の温もりが心地好くなってきた。

だんだんと蒲団となつてゆく体(抜井諒一)

何にも考えず、心配もせず、眠りに落ちていく幸福感を味わえた。

人間に寝る楽しみの夜長かな(青木月斗)