(巻十)四十のその先見えず青葉闇(中岡毅雄)

2月27日土曜日

角川俳句3月号の中島信也氏と西村和子氏の対談を読みました。
中島氏の自選五句のうち、

菜飯炊く使ひ勝手の悪き釡

山開き登る予定はないけれど

の二句を書き留めました。


ある説によれば、人生のどん底は46歳だとのことです。
組織内での責任、子育て・学費、親の老化、住処の確保など責任や負担が頂点に達するのが46歳辺りだそうです。
これを過ぎると人生も引算モードとなり、少しずつ達観し楽に生きていけるようになるとのことです。

生きることゆうやく楽し老の春(富安風生)

となるか、

鷹のつらきびしく老いて哀れなり(村上鬼城)

となるか?