(巻十)味噌たれてくる大根の厚みかな(辻桃子)

3月6日日曜日

朝日俳壇から一句:

旅人と一目で分かる雪の道(小林龍雄)

歌壇の方には久しぶりに愛川弘文氏の歌が入選しておりましたが、

入店を禁じられたる犬と待つショップモールの煉瓦の階段(夏目たかし)

を書き留めました。


細君と二人で2日過ごしました。喧嘩は一回だけで済みました。

春一番妻の一言逆らわず(野村征三郎)

お昼ご飯恒例の、細君の“新聞を読んで”で奥さんと死別された方の京都一人旅の投稿記事が紹介されました。
「奥さんに先立たれた初老の男性が年末に京都に旅をし、旅館で見た夢に奥さんが現れ励ましてくれた。翌日の嵯峨野散策では奥さんと一緒に歩いているようで嬉しかった。」が粗筋でした。
ストーリーを聞いた後「後添えをもらえばいいじゃないか。」とコメントいたしましたら、細君は当然のことながら怒りはじめました。

冬深しときどき夢に驚いて(矢島渚男)