(巻十二)地物かと問はれて鰻が身をよぢる(白石めだか)

9月11日日曜日

昨晩広島カープがリーグ優勝を決めました。

ナイターや議論つきねど運尽きて(水原秋桜子)

特に広島カープのファンではありませんが巨人や阪神が優勝したよりはよい心持ちでございます。今シーズンを見て(聴いて)その勢いから、来年は横浜に期待ができそうですが横浜の贔屓でもございません。

羽子板や母が贔屓の歌右衛門(富安風生)

パリーグは縺れそうですが、いずれにせよ、

マジックの消えてラジオや変声期(潤)

となりますね。
文化放送の雑学教養路線は継続されるでしょうが、TBSの編成部はまた今年もトヤマエリなどを使って締まりのない番組を流すのでしょうか?
ニッポン放送は何をやるのか?そしてNHK第一、第二は如何に?

朝日俳壇から、

噴水やまこと短き昼休(枝澤聖文)

を書き留めました。
外出の折、NHK俳句9月号を立読みして

渡り鳥近所の鳩に気負いなし(小川軽舟)

をかっぱらいました。

死ぬときは箸置やうに草の花(小川軽舟)

もありますが、気負いのない方が好きでございます。