10月16日日曜日
丸谷才一の「文章読本」にしがみついてきたが、大岡昇平の「野火」を叩き台にしての“レトリック”についての手解きのあたりで力尽きた。
しがみつく力やのこす蝉のから(此筋)
名文として引用されている堀口大學の挨拶文を紹介し、一時書棚戻します。
身の内の断念袋少しずつふくらみ増して年末となる(武藤敏子)
季節が変わり、生活のパターンも変わった。昼寝を止めて早寝にした。座椅子にタオルケットでウトウトするには涼し過ぎる。夜更かしもできなくなってきた。
夜長とは言つてはおれぬ湯冷めかな(潤)