(巻十四)新井家とともに昭和を生きし蚊帳(あらいひとし)

イメージ 1

イメージ 2

4月20日木曜日

昨晩はライオンズがイーグルスを延長戦でサヨナラ逆転で下したそうだ。東尾氏と大久保氏の解説で途中まで聴いていたが、野球よりも解説者の技量に注目してラジオを聴いている。東尾氏は、いつものとおりの“的を得た言いたい放題”解説で、それはそれでよい。耳障りだったのはゲスト解説の大久保デーブの知ったかぶりで、身体生理のようなことまでベラベラとやられると、他局に移りたくなる。

梟のもの知り顔に夜は更けぬ(涌羅由美)

春の好天で、皆さんはオフィスにいらっしゃるし、特に事件もないようですので、居候としては今日も散策することにした。昨日はちょっと後ろめたいサボり散策だったが、今日は午後の休暇を頂いて正々堂々の散策である。

向日葵に午後の懈怠を覗かれし(山田弘子)

別ブログに根津神社つつじ祭りを紹介したので、自分でも行ってみることにした。
一ヶ所では勿体ないので上野動物園を抜けて、モノレールで分園に降りて、根津に出る行程を考えた。道筋確認のためネットを調べると上野駅から根津駅までのルート、距離、歩数(1954歩)が案内された。歩数から見るに我が家から最寄り駅までと同じくらいのものである。

上野動物園には望郷のゴリラを見るために寄るのである。

望郷のゴリラに五月来たりけり(野木桃花)

ゴリラも真正面から人間と対面するのは嫌なようで大体は背を向けている。横顔を拝見いたすのがやっとであった。


根津神社のつつじ苑に入苑料金はないが二百円の奉納金を承っているとのことで、奉納しないと入れない。つつじは“中咲”との案内が出ていたので奉納金を承っている巫女さんに盛りを尋ねたところ“25日ころでしょうか”との御託宣で御座った。

東京のつつじといへば根津権現(高澤良一)