(巻十四)定規あてひく直線の涼しさよ(吉岡泰山木)

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4月27日木曜日

5月1日からクールビズとの社内通知が出た。今日はこんな陽気であるが、夏は突然にやってくるかも知れない。

更衣駅白波となりにけり(綾部仁喜)

上野駅構内の広告用パネルに1987年の上野駅中央改札口の写真が“昔”として掲げられていた。十年ひと昔と云えば30年は大昔になるのだろう?癪に障るが確かに改札の駅員が枠の中で切符を切り定期券を確認していたのだから、随分と様相は変わった。
茨城(豊田泰光氏は尊敬しております。)に通じているためであろうが、品のなさでは群を抜いていた(いる)常磐線中距離電車グリーン車が付くとはその頃は想像もできなかった。
上野駅も中央改札口と櫛形ホームが残っていれば上野駅であるが、櫛の歯も今や二本である。櫛の歯の根元にある。

故郷の 訛り懐かし 停車場の 人混みの中 そを聞きに行く (石川啄木)

の歌碑もいつまで存在出来ようか?否、歌碑なんぞ無くなったって訛りのあるうちは歌は残るであろう。