(巻十九)一人身の心安さよ年の暮(小津安二郎)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

7月21日土曜日

今月分を仕込みに銀座に出掛けた。来週はいいタイミングで休めるか不確実なので今日勝負した。
仕入れを終えてアイスクリーム付の珈琲のご接待を頂いた。そして店を出るとちょうど銀座通りの歩行者天国が始まった。
“車の来ないことを確かめてから車道に降りてください。”というごもっともな放送を聞きながら車道に出てみた。銀座通りの歩行者天国は昭和四十年代(1960年代)に始まったのだと思う。随分と月日が流れたなあ!

かりがねや信じて渡る青信号(大黒泰照)

銀座駅まで歩くよりは京橋駅の方が近いからそちらにむかった。地下鉄銀座線は戦前大正の開業だが、この京橋駅が大正の遺産なのか昭和初期のものなのかは知らない。だがこの駅も田原町稲荷町駅のような良き古き時代の雰囲気を伝えている。ホームドアーの工事は致し方ないが、なるべくそのままで遺してほしいものである。

大正のロマンスが好きと色の足袋(尾畑悦子)

京橋駅で乗って上野駅で降りたら、既報のとおり、“うえの夏まつり”のオープニングに遭遇した。

夜となり、千住の花火の音が団地の建物に反響したのか雷鳴のように轟いた。ベランダからなんとか花火の小さな輪を見ることができた。

指差せば指に乗りたる遠花火(木暮陶句郎)