(巻二十二)寒海鼠ごろり塾女の床体操(霧野葛地郎)



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(巻二十二)寒海鼠ごろり塾女の床体操(霧野葛地郎)

7月24日水曜日

やや夏らしくなってきて草臥れた。

テレビ

マギーとPLのことで白熱した。他人の金のことでむきになる歳ではないのだから、流しておけばよかった。

本職の方々は営業決起集会があるようで、午後は皆さん出払った。あたし一人で事務所に居るのもバカバカしいので一時半に失敬いたした。

飛んでいくお金

あたしゃ年金受給者でもありまして、あまり稼ぐと支給停止分があると聞いていた。
いわゆるラインギリギリに契約したのだけどどうしてもラインをかなり超えてしまう。嬉しいことではあるが後になって年金を差っ引かれたので困るので今日は相談窓口へ出掛けた。

相談窓口は九段で、竹橋から歩いて8分とのアクセス案内であった。
だが、道を間違えて近代美術館まで上がってしまい、戻って清水門の前を通り、横断歩道を渡り、目指す合同庁舎に辿り着いた。

門衛さんに来訪目的を告げ、身分証明を呈示し、バッジを頂いて庁舎内に入った。
年金相談窓口は小じんまりした部屋で相談デスクは三つでありました。順番待ちの椅子も三脚なので相談件数はあのお役所の相談室よりは少ないとお見受けした。
入室したときの相談者は一人で、すぐに相談に乗っていただていた。
相談員の方はあたし同様の退職再雇用のベテランとお見受けした。年金番号で履歴を確認し、現在の雇用形態を聞き取り、持参した給与明細を確認し、
「雇用形態と給与明細から社会保険料は支払われていないことが確認できます。社会保険の支払いのない雇用形態、つまり週20時間以下のパートで社会保険への加入義務がない場合、支給停止の対象にはなりませんから、減額はされません。」
との回答をいただいた。
ワーイ!
この歳のこういう状況であれば目前(めさき)の銭ですぜ旦那!例え五十万稼いでもいいわけだ。

いい気分で合同庁舎をあとにして、共立の前を通って三崎町から神保町の古本屋街に入った。
最初に覗いた平野書店の路地書棚で、

風狂の思想 - 野坂昭如(中公文庫)」
「思い浮ぶこと - 飯田龍太(中公文庫)」
「日本細見 - ドナルト・キーン、中矢一義訳(中公文庫)」
荷風散策 - 江藤淳(新潮文庫)」

仕入れた。

野坂氏、飯田氏、江藤氏の本は在庫にございませんでしたので今日は大収穫でございまして、良いことは重なるものでございます。

夜は業界のレセプションに出た。これについては気が向いたら後日。