(巻二十八)巴里は夏マダムの犬の躾け良し(春田珊瑚)

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(巻二十八)巴里は夏マダムの犬の躾け良し(春田珊瑚)

1月20日水曜日

細君は歯医者さんに出かけた。歯磨きの指導だそうだ。昼前に帰ってきた。夫婦共々外出は医者通いだけだ。行楽だなんぞと出歩くと金が掛かるだけでろくなことはない。閑居して書に親しみ句など捻っていればお金は要らないし、環境にとても優しい。

散歩:

コンビニで珈琲を喫しながら寒晴れの空を見上げると昼の半月だ!一撮を試みるがガラホではこれまでが精一杯である。

熱き茶を握りて愛でし昼の月(駄楽)

コンビニから図書館に回り角川俳句1月号を捲る。

聞きとめてよりの水音敗荷[やぶれはす](村上鞆彦)

打水の最後はなんとなく捨てて(益岡ぐみ)

引き算の引かれる辛さ秋時雨(角田裕司)

米櫃へさらりと流す今年米(奥山功)

を書き留めた。

図書館の雑誌コーナーに一時間程居て帰宅したところ、彼奴があたかも悪所にでも行っていたが如く感染すると怒る。図書館は静かで話し声は全くいたしませんでございます。なお、開架式書架は開放していますが、閲覧室(机椅子)は閉鎖中です。

図書館に知恵の静けさ冬灯(秋尾敏)

本日は三千四百歩で階段は2回でした。

今日から大寒で我慢できず6時から息子の部屋に移り暖気のお世話になる。これは本当に贅沢なことであります。

願い事-叶えてください。食糧は消費するし、エネルギーは消費するし、二酸化炭素は放出するし、いればいるだけご迷惑をかけます。本人もいることを希望しておりませんので苦しめず一思いにお願いします。