(巻二十九)定期財布ハンカチ小銭入立夏(川崎展宏)

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(巻二十九)定期財布ハンカチ小銭入立夏(川崎展宏)

4月10日土曜日

家事:四部屋の掃除機がけ、シート・毛布干し、昼飯の温め。

散歩:高校コースを歩いた。葛飾野のグラウンドでは野球部が試合形式の練習をしていた。外野も何とか体裁の整う広さがあるようだが両翼90メートルにはかなり足りない。かの長島さんのような高校生がいると、レフトの後ろの都営団地を直撃かもしれないが、5階建ての団地と同じ高さのフェンスを建てて守っている。そのフェンスの下から一撮いたした。ほかにファウルの打球が敷地外に飛び出さないように打席の上にはネットがかけられている。キャッチャー・フライは無いわけだ。背番号なしの真っ白なユニフォームのまだ身体の出来上がっていない選手たちの機敏な攻守交替は見ていて気持ちがよい。

草茂みベースボールの道白し(正岡子規)

帰りに生協に寄り米2キロと非常食のカップ麺・パック赤飯を買って帰宅。非常食は細君外出の折りの昼の常食となりつつある今日この頃だ。

本日は三千八百歩で階段は2回でした。

願い事-叶えてください。あらためて「永眠」というのはいい言葉だと思う。望んでいるのは「永眠」なんですね、もう目覚めたくないという。

目覚めるといつも私が居て遺憾(池田澄子)

永眠するには良い季節になってきた。十三日が啄木忌で三十日が荷風忌だ。

散りて後悟るすがたや芥子の花(永井荷風)