(巻三十四) 長き刃をいよいよ受くる鮪かな(鈴木総史)

(巻三十四) 長き刃をいよいよ受くる鮪かな(鈴木総史)

 

7月21日木曜日

今日はMRIと採血、診察があるので朝食抜き。水分もダメ。朝起きればしたいからしてしまう。心配なのは検尿の検体が搾り出せるかだ。

と云うわけで、バスに乗って平成立石病院へ向かったが、バスの中でネットのニュースで葛飾野高校四回戦勝利を知り驚く!対戦相手は隣町の修徳高校だった。修徳は甲子園に何度も行っている学校で、四回戦からのシード校だった。修徳の方も近所の都立校が初戦の相手で軽く勝つつもりでいただろうから、ショックだったろうなあ。

バスの終点葛飾区役所から3分ほど歩いて病院に9時前に到着。案内係の確認を受けて4階の検査室に上がり、先ずは採血。細い血管に挑んだらしくやや痛く、必要量を抜き取るのにいつもよりだいぶ時間を要した。次にMRIだが、半ズボンをビザまで下ろすだけだからこの季節は脱衣の手間がなくて楽だ。MRIのあと検尿。自然に出せてすっきりした。

検査項目完了の確認を受けて、3階の診察待合階に降りた。缶珈琲を飲む。院内にはFreespotというWi-Fiが走っていて、うまく繋がった。この病院で末期のお世話になれれば、接続料を気にせずに麻雀、AV、を楽しみながら逝けるな。待っている患者は御同輩かそれ以上の高齢者ばかり。独歩の人が大半だが、中には家族の付き添い、介護師さんの付き添いで車椅子の患者もいた。下手をすると明日の我が身だが、家族の介助は望めない。下手はコキたくない。

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検査結果が揃った10時40分ころ診察室に呼び込み。画像、数値の説明を頂く。石は大きくはなっておらず今のところ小康、腎機能の数値も更なる悪化は認められずとのこと。腎には急性障害があるようだが、その時はある意味願ったり叶ったりだから宜といたそう。

医療費は7620円。クリニックの外に出ると、病院の裏口に救急車が4台並んでいた。平成立石病院は救急搬送をよく受け入れている病院なのだ。リハビリ病院までのシャトルが一時間後だったので葛飾区役所まで歩いて路線バスに乗り帰途に就く。

リハビリ病院の薬局に行く途中で都住3に寄り猫の様子をみる。サンちゃんは弱ったようだ。スナックに興味を示さない。あとからフジちゃんが来てバリバリ食べた。

薬局で薬を頂く。尿酸の薬もジェネリックに代わったそうでお値段が半分くらいになった。薬剤師さんのお名前が変わったようだ。少なくとも五十代とお見受けいたすオバちゃんだが、祝儀かな?ひょっとしたら不祝儀か。

生協に寄り、昼飯にチキン・カツ・カレー400円を買って帰宅。久しぶりのカレー、旨し。

座椅子を延ばして横になったが眠らず。

4時前から散歩。葛飾野高校正門、白鳥ファミマ、修徳正門、都住2、都住3と歩き帰宅。

両校正門に特段の掲示物なし。

ファミマで蓮根と明太子のポテトサラダでイートイン酎。焼きうどんを目当てに寄ったのだがまだ夕方の商品が届いておらず、仕方なくある物で呑んだ。

猫との交流。都住2では階段下に花子が寝そべっていた。食後なので首の回りを掻いてあげただけ。太郎は不在。都住3ではサンちゃんとフジちゃんが藤棚から引き上げてくるところだった。サンちゃんが石垣に跳び乗って食欲を示したのでスナックを足元に置いてやると上手に食べた。よく食べるのでサンちゃんには10粒、フジちゃんには5粒あげた。都住3を引き上げながら黒猫を呼んでみたが現れず。とにかくサンちゃんが元気を取り戻したようでよかった。サンちゃんは首の回りを掻いてあげると体を預けてくるようになったがフジちゃんはまだまだ十分に間合いを取ってのお付き合いだ。

願い事-電球が切れるが如くで細君より先にお願い致します。怖くない、怖くない。

3ヶ月前と数値を比較してみると(3ヶ月前:今日)、総蛋白7.6:7.3、AST32:22、ALT46:31、ガンマーGTR80:69、CK438:134、尿酸6.9:6.5、血糖124:100、と全般的に改善している。ウイスキーキットカットの寝酒をやめて散歩時の路酎にしたのがよかったのだろう。寝酒をすると夢見もよくないし、一般的に云えば止めて正解だった。もっとも高橋三千綱氏などはひどい数値であってもそれから10年以上生きていたのだから、個人差は大きいのだろう。数値が悪くて死ぬ、良くて長生きと単純には逝かない。

参考随筆:

https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/2022/03/25/092816