(巻三十四)売れ残る目なし達磨の日向ぼこ(半田かほる)

(巻三十四)売れ残る目なし達磨の日向ぼこ(半田かほる)

7月23日土曜日

洗濯機を買い換え、洗剤も粒状のニュー・ビーズから液状のニュー・ビーズに代えた。その液状の方は矢鱈とバラ臭が強くTシャツを着替える度にバラのトンネルをくぐるというよりも場末のスナックのトイレを借りるような心持ちになる。

つつまれていて薔薇の香を忘れたり(今橋真理子)

午前中に水道メーターの交換工事が予定されていて、この手の予定に振り回される細君は9時を過ぎるとまだかまだかとうるさい。10時15分ころ工事さんが来て作業開始を告げ、5分後に終了を告げて終わり。蛇口を開けて水を流して濁りを確かめ異状なし。

昼寝して汗をかき、4時前から散歩。葛飾高校野球部は負けた翌日からすぐに練習を開始していた。

都住2の花子ちゃんはご覧の通りのナツキようである。遺産があれば花子ちゃんに遺してあげたいくらいだ。都住3では最初はフジちゃんしかいなかったが、後からサンちゃんも出てきた。サンちゃんはお腹いっぱいのようで今日はスナックを欲しがらないが、撫でて首筋を掻いてやると尻尾をパタパタさせていた。フジちゃんが積極的に近づいてきてサンちゃんの分までスナックをよく食べた。

花子ちゃんとサンちゃんに関してはスナックをくれる爺さんから可愛がってくれる爺さんに見方が変わったのかもしれない。うれしいことだ。

帰りに図書館に寄り、都住1を通ったが、鼻黒、チカちゃん、友ちゃんはどうしてしまったのだろう。ずいぶん姿を見ていない。

曾良随行記 - 井伏鱒二」還暦の鯉 講談社文芸文庫 から

を読んでいる。

曾良随行記によると、芭蕉の旅は当時としては一種の大名旅行であった。行くさきざきで大金持や城代家老や一流の温泉宿や長老別当などの歓待を受け、川に船の通ずるところは小舟に乗せられる。馬の通ずるところは馬に乗せられている。しかも場所によっては責任を持った案内者がつけられているが、書いている文章では西行法師のように淋しそうな自分の旅姿を出している。》

歩かねば芭蕉になれず木下闇(吉田未灰)

芭蕉を真似て歩いた人がどれだけいたのだろうか?

願い事-電球が切れるが如くで細君より先にお願い致します。怖くない、怖くない。