(巻三十七)漣の均らしてゆける代田かな(中村襄介)

8月13日日曜日

(巻三十七)漣の均らしてゆける代田かな(中村襄介)

親指の違和感は変わらず。

曇り。涼しい東風が入ってくる。台風直撃ではないがこの先二、三日天気が良くないようなので、細君は今朝も買い物に出かけた。その買い残しを買いに私も出かけたが、気持ちのよい土砂降りに遭い、舗道に跳ねる雨粒を心地好く愉しんだ。

昼飯喰って、一息入れて、瞑想のあと、洗濯して部屋干し。その部屋干しのTシャツを乾かすのに扇風機を取られて暑いが、雨で散歩には出ずじっと汗を流し坐している。

願い事-ポックリ御陀仏。とにかく御陀仏。

死なないから生きているという状態をいつまで続けねばならないのだろう?

「曲りくねった道(抜粋)-吉村昭」文春文庫 「東京の下町ー吉村昭」から

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