(巻三十八)醜男のごとき新馬鈴薯並びけり(亀井紀子)

9月20日水曜日

(巻三十八)醜男のごとき新馬鈴薯並びけり(亀井紀子)

曇り。朝家事は掃き掃除と洗濯。それから生協。午後3時から雨との予報なので缶酎ハイとつまみも確保しておいた。

「〈美容整形〉この神を怖れぬもの - 三島由紀夫」日本の名随筆40顔から

をコチコチと読んでいる。返却日が迫っていたところ、何とか結末まで辿り着いた。

《しかし、どうも、われわれ精神的日本人は、かういふ思想を素直にみとめたがらない。やつぱり金で買へないものを残しておきたがる。一方、「顔より心だ」などといひたがるのに、きれいな女にはすぐフラフラとなる。恋愛が性的なものであるかぎり、美醜といふことは、決定的な要素である。このことも、人々はあまり素直にみとめたがらない。少なくともそれは民主的な平等な思想ではないからである。美容整形は、その本来民主的ならざる思想を、民主的なものにするための、革命的事業かもしれないのである。》

平等平等を唱えた左派の文化人に比べると右派の文化人は美醜についてハッキリとものを云うようにも思える。

私自身は『馬鈴薯のごとき醜男』だが、馬鈴薯の如き醜女とはヤリタクない。

この辺りことを柔くではあるが、グサッと述べているのが、

「美醜についてー福田恆存」筑摩文庫“私の幸福論”から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32294525/

である。

では、美顔とは何か?これについては

「平均顔 - 鹿島茂」文春文庫 セーラー服とエッフェル塔 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32327407/

が示唆的だ。原典を読んでみたい。

昼飯喰って、一息入れて、洗濯物を取り込んで部屋干しにして扇風機をかけた。

3時ころから予報通りの強雨となる。

願い事-ポックリ御陀仏。とにかく御陀仏。

「欲とバランス - 藤堂明保」角川文庫 女へんの漢字 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32295577/

を読み返してみた。