句歌控帳「立読抜盗句歌集」
霧冷(きりびえ)や秘書のつとめに鍵多く(岡本眸)
ベルトの穴がなくなったので、バックルを外し五センチほど切ってつめた。
体重も65キロを切ったのでBMIも23くらいであろう。
鏡に映してみると、左腕、左胸の筋肉が右のそれらよりずっとついている。下手なりにもグラブを振っているので、筋肉もついたのであろう。
腹筋はない。
春ひとり 槍投げて槍に 歩み寄る (能村登四郎)
朝食処の有楽町電気ビル裏のプロントで、前の席にいた知性的な美人が大欠伸をした。
美人の大欠伸というのもいいものである。
覚めきらぬ者の声なり初蛙(相生垣瓜人)