(巻十六)淋しさにつけて飯くふ宵の秋(夏目成美)

イメージ 1

8月21日月曜日

お盆休みが終わり電車も混雑し、朝のプロントも満席となり、麦茶を買うために立ち寄るコンビニにも列が出来ていた。
ただ、嬉しいことにプロントの朝番にカシワちゃんがめずらしく出勤していた。江戸風美人で淑やかで所作が流れるように美しく、ユーモアも解し愛嬌もある傑物である。盗撮して写真を載せてしまいたいが、そんなことをして出入り禁止になると朝飯処を探さなければならないのでネットから借用してご紹介いたす。

たっぷりと美人ぬすみ視んサングラス(田伐平三郎)

オフィスには先週開封した麦茶のペットボトル1.5リットルが殆んど残っていたので、勿体ないと我慢してそれから飲んだ。宵越しのお茶はたんぱく質が変質して宜しくないと云うが、麦茶も苦いような、酸っぱいような味になっていた。流してしまえばよいのであるが、勿体ないので我慢して飲み切った。色々なことに無駄遣いをしているのであるが、こういうことにはしみったれる。

飲食はいやしきがよし牡丹雪(岸田稚魚)

椎名誠の雑文「解説と怪説」は“ミズテン”以外には得るところなしであったが、コチコチを始めてしまったのでいずれお目にかける。全作丁寧に読んでからコチコチ候補を絞ればよいのであるか、ミズテンであった!

知人Nの病状と近況をMが伝えてきた。回復に向かっているとのことだが、発声と歩行がまだのようだ。
見舞いに行った者の言では、“見舞いを迷惑とも感じているようなので控えた方がよい。”とのことだ。同じようなことになったとして、我輩も知人の見舞いなどお断りである。人にもよるが、他人の宗教者以外のカウセラーやセラピストに恐怖や淋しさの緩和はお願いしたいと思っていて、願っている。

絶対の安堵に死とふ涼しけれ(密門令子)