句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻七)」
涅槃会や皺手合する数珠の音(芭蕉)
手を合わせ、何を願うかと言えば、
日がな碁をうちて晩酌ほろ酔いで風呂に入りて父逝きにけり(石川義倫)
であろうか?
来週の都内散策は巣鴨のとげぬき地蔵にしょう。
一昨晩、新柏駅前の本屋で、曽野綾子氏と近藤誠氏の「野垂れ死の覚悟」を捲ってみた。
両氏とも、認めていることではあるが、そのような覚悟が俗人にできるはずもない。
井上靖の短編「補陀落渡海記」のラジオ朗読を聴いたことを思い出した。
しかし、覚悟しなくても、独居死はできてしまうなぁ。
孤独死の窓の汚れの余寒かな(無京水彦)
こんな暗い気分を払拭するには、飲むに限る。
幸い、昨晩は前の会社の先輩諸氏と飲むことができた。
七十ちかくになっても、皆さんお元気です。
老後の暮らし方について取材させていただいた。
先ず、生活費ですが年金だけでは苦しいそうです。税金、健康保険、介護保険、の天引きが痛いとのこと。
奥さんとの長い時間の過ごし方、又は過ごさないようなする方法を聞き忘れた。
囀りの一羽の自在二羽に失す(林亮)