本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻七)」


あきくさをごつたにつかねて供えけり(久保田万太郎)


月末のせいか、夕方のコンビニは公共料金などの支払いで混んでいた。
明日も、支払いの人が多いかも?


けふのことけふに終らぬ日傘捲く(上田五千石)


そうだ、細君の誕生日がそろそろだから忘れないようにしなければ!


一日にして老婆は成らず百日紅(名和未知男)


というがあったが、こう言うことをほざいていると、


なにほどの男かおのれ蜆汁(富士真奈美)


と、一喝されかねない。喧嘩をすると、よく“元の十九に戻せ”と啖呵を切りますが、十五歳もサバを読まないでよ。
晩婚だったのだから。


不来方(こずかた)の お城の草に 寝ころびて 空に吸われし 十五の心 (石川啄木)