1月26日土曜日
やや酔いを残して目覚め、
銘酒より冬の真水の酔いざまし(潤)
寝直して酔いからもさめる。
は掃除機をかけないのがルンバでございますよ。
午後、お暇をいただき図書館へ角川俳句二月号を捲りに参りました。
今月号には共感する句が多く二十余句を書き留めました。
その中の厳選句
夏痩やほのぼの酔へる指の先(久保田万太郎)
*こういう酒でありたいが、昨晩は青龍でホッピーをガンガンやった中を六回は頼んだ。
働いてこの夕焼けを賜りぬ(櫂未知子)
*夕焼けも賜りますが、禄米も賜りますのでありがたいことです。
葱買つて枯木の中を帰りけり(蕪村)
*今日は米五キロを買いました。千葉の米がありましたのでそれにしました。「父健気人参買つて葱買つて(冨田正吉)」
わが家も住みよかりけり青簾(虚子)
*水貼りの結露シートが乾燥のため剥がれてしまい張り直しいたした。こう乾燥しすぎて露は結べまいに。
成るはずの事のならざるショールかな(布施伊夜子)
*“はず”が“はず”通りに行かないのは世の常だな。
潔き死ならば死ぬ冬旱(茨木和生)
*私もそうしたい。“冬旱”というのはよろしいですね。「ラムネ玉ころんと死んでみたきもの(馬場龍吉)」「春の夢みているように逝きにけり(西原仁)あたりが理想かな。
妻にいふ夢道の俳句鉦叩(田窪正利)
*夢道氏の句を二句書き留めております。「妻よ五十年吾と面白かったと言いなさい(橋本夢道)」と「無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ(橋本夢道)」のどちらかをいったのでしょうか?
今日は米を買ったついでに目刺の小袋二袋を寝酒のつまみに買った。日本酒の正統なつまみでござる。
一升瓶立てて目刺の皿一つ(小林申忠)
27日日曜日追記:
橋本夢道氏の句
火だるまの秋刀魚を妻が食はせけり