(巻九)孤独死の窓の汚れの余寒かな(無京水彦)

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11月28日土曜日

立読抜盗句歌集は出逢った順番に書き留めている。そしてその順番で今日の句歌としてsubject lineに載せているのでその日の天候気象がうまくマッチすることは少ない。

飛行機の音なき高さ冬日和(小高根千尋)

は明日が出番であった。

すっきりとした青空である。

秋の空ながめてをれば無きごとし(松本邦吉)

あえて電線を入れた写真を撮らないと、空だか何だかわからないほどだ。

電線の密にこの空年の暮(田中裕明)


朝日新聞夕刊の一面に尾崎豊生誕五十年と出ている。
尾崎氏の歌は卒業ほか一曲をマイベストコレクションに入れて、時折聴いています。

仮の世の真理に触れて卒業す(木田たくろう)

尾崎氏を知ったのはつい二三年前で、それまでは尾崎氏の歌を私は好きにならないと決めつけておりました。