(巻十三)秋の空高きは深き水の色(松根東洋城)

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12月21日水曜日

帰宅の途にスーパーに立ち寄り細君の指示により買い物をいたす。

ケータイに操られつつ店内に食品探す初老の男(小野寺健二)

秋口には憐れなほど貧弱であった人参は精彩を取り戻したがジャガイモと玉葱に最近元気がないようだ。ちょっと前までは袋詰めが積まれていたが、ここのところバラ売りだけであり、7時半には売り切れになっていることがある。袋詰めの四個、五個の売れ行きが悪いのでバラ売りにしたのだろうか、それとも品薄なのであろうか?

人参の丈をあきらめ色に出づ(藤田湘子)

品切れの早いのが一本売り、二本売りのバナナである。一家四人の標準家庭ということが言われていたがこれもまた過ぎし日の言葉となったようだ。

バナナ食ふ女のエゴはゆるすべし(行方克己)

風呂には柚子が浮いていて香りがとてもようございました。感謝!