(巻十六)むかしほど雨の音せず新豆腐(永作火童)

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9月24日日曜日

西野カナさんの「トリセツ」のような警告書があれば、事前に読んでおくべきだ。

日曜はすぐ昼となる豆の飯(角光男) 

昼寝をしないと機嫌が悪くなる機械なので二時間くらい静かになる。この時間帯はお目こぼしで、夫解き放し(おときはなし)になる。
こちらに引っ越して来てからはこの自由時間を二分ほどのところにある吉楽で軽く昼酒をしたり、四分ほどのところにある図書館で涼んだりしている。休日らしいことができる貴重な時間なのである。

池の鯉逃げたる先で遊びけり(永田耕衣)

今日はあまり呑みたくなかったので、図書館に直行した。葛飾区立亀有図書館は都営住宅の一階部分にあり、地域密着型の入りやすい小規模図書館である。
今日は月刊角川短歌9月号に眼を通してから、三冊の随筆集を捲った。貸出しカードは持っているが、すべてを読みたいと云うか“コチコチ”して文章の修業をするわけではないので、それぞれから一話づつ選んでコピーを録った。計10枚で100円である。
永井龍男氏の“東京の横丁”からは「芥川・直木賞制定」を採取し、林望氏の“イギリス観察辞典”からは「合理主義」を採取し、はらたいら氏の“平成乱気流”からは「バブルがはじけて・・・」を採取した。追ってコチコチしご紹介いたしたい。

自転車のベル小ざかしや路地薄暑(永井龍男)

書架から抜き出した本を元に戻すのにもたつくので、この頃は、本のあった場所を一撮してからコピー機に向かうようにしている。
この程度で済んでいるうちはまだよいが。

音粗き迷子放送かき氷(大塚凱)