(巻十六)足跡もともに消けり春の雪(小寺佳光)

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11月12日日曜日

香典返し手配やら寝具の調達でわざわざ日本橋まで行く必要があるかどうかは疑問でしたが、 細君と三越本店に本当に久しぶりに出かけました。
大手町から半蔵門線に乗換え、「三越前」で下車しました。半蔵門線も駅名を三越前駅にしたのですねえ。三越はすごい!

越後屋のきぬさく音や衣更(宝井其角)

10時半開店を地下の入口で待ちまいさたが、ここから鰻やの列ができていてすでに注文をとっていました。
開店とともに店内に流れ込みデパート特有のご挨拶を
頂きながら上の階へとあがって参りました。
写真は先般佐倉市にある国立歴史民俗博物館に展示してあった昭和10年頃のポスターです。
なにが懐かしいかと申せば、それは古いエレベーターとエレベーター・ガールでした。まだ「5階、かしこまりました。」とエレベーターを運転してくれるお姉さんが存在しているのでございます。エレベーターガールを一撮とはまいりませんが、エレベーターのドアは写真の通りで懐かしく昔を思い出しました。

買い物を終えて食事にいたしましたが、6階の三越劇場の楽屋口手前の榮太楼雪月花でいただきました。
三越劇場は昭和の雰囲気、榮太楼雪月花もなかなか昭和な雰囲気でございます。昭和も30年代までの雰囲気でしょう。
甘味処ですが、食事も出来てお値段は2500円くらいです。味も量もなかなかよろしいですよ。
三越の1階はご多分にもれずブランドが割拠していますし、紳士婦人服売り場も“三越”ではありませんが、それでもところどころに三越と昭和を感じた細君との小さな旅でございました。

百貨店へゆくのが旅行だったころの屋上にいた一頭の象(藪内真由美)

メメントモリ