(巻十八)相槌も打ちようがあり秋扇(浜名礼次郎)

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3月28日水曜日

今日は同僚Eさんの命日である。この日の朝、出勤の途中で倒れ病院に向かう救急車の中で亡くなれた。
亡くなれば誰でも、例外はあるが、好い人になる。しかし、Eさんは争いを好まず温厚で相手のこと周囲のことを絶えず気にかけ、自分のことを優先させることのない方であった。
そのお人柄が今宵十余人の人を集めた。

花を見る目配りにさへお人柄(高澤良一)

故人を偲ぶ飲み屋となると品川駅港南口の路地裏となる。
そこまで、また運河沿いを歩いた。早い桜は花を撒き始めていて花壇のチューリップもこの陽気に花を綻ばせていた。

チューリップ明るい馬鹿がなぜ悪(ねじめ正一)

*ご説ごもっとも!

今日は花を愛でたい心持ちであり、花との出逢いもこれまた嬉しである。

過ぎ去つてみれば月日のあたたかし(山田弘子)