(巻十九)ライオンの子にはじめての雪降れり(神野紗希)

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7月8日日曜日

今日の句は本当に凄い句だと思います。
朝日俳壇は今日から高山れをなさんが十句選んでおりました。

写真は北千住の荒川放水路の堤防から見る花火大会です。花火大会は他に江戸川や多摩川沿いでも行われますが土手からの見物です。土手の斜面がスタンドとなり、良い場所は結構な席料を“申し受ける”ようであります。

抜盗句集にある堤防・土手の句です。

生涯を土手より眺む西日かな(鳴戸奈菜)
葛飾の大堤防を焼く日かな(高野素十)
稲つまに追はれて走るつつみかな(永井荷風)

その堤防が豪雨で破られるとは!それも毎年どこかで破られている。
昭和二十二年(1947年)に利根川が決壊したときは今住んでいるあたりも腰まで水に浸かったと聞いています。
葛飾の川より低いあたりは1960年代に入ってもよく水浸しになっていた。現在の高砂八丁目バス停から左に折れて入って行く路地あたりはよく水が出た。

どぶ浚ふ河より低き四ツ木町(平河内群寿)

寝仕度をしていた8時半頃、細君がベランダから“ちょっとおいでよ”と呼ぶ。また星かと思いながら参上すると、正面に木星、さらに西にピカピカの火星、反対の南東には薄く土星が見えた。大きなお月さまは建物ギリギリに“燦々と”と輝いておりました。
お声が掛かるうちが華です。何事も!