2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻三十七)葉桜や音痴の抜くる路地の奥(西谷良樹)

(巻三十七)葉桜や音痴の抜くる路地の奥(西谷良樹) 6月9日金曜日 弱雨。朝家事は拭き掃除と洗濯・扇風機をあてて部屋干し。 昼飯に竹輪の卵とじが付いた。油揚げの卵とじはきつね丼、蒲鉾の卵とじは木の葉丼とか云うそうだか竹輪のには何か名前があるのだろ…

(巻三十七)かかる代に生まれた上に桜かな(西原文虎)

(巻三十七)かかる代に生まれた上に桜かな(西原文虎) 6月8日木曜日 曇り。当地に梅雨入り宣言が出されたそうである。シトシトと降る程度ならよいがまた豪雨だそうだ。細君は生協に出かけて老夫婦の4日分買い込んだそうだ。 昼飯喰って、一息入れて、コチコ…

「花吹雪(抜書) - 太宰治」太宰治滑稽小説集 から

「花吹雪(抜書) - 太宰治」太宰治滑稽小説集 から二このたびの黄村先生の、武術に就いての座談は、私の心にも深くしみるものがあった。男はやつぱり最後は、腕力にたよるより他に無いもののやうにも思はれる。口が達者で図々しく、反省するところも何も無い…

(巻三十七)仕事には優先順位梅椿(稲畑汀子)

(巻三十七)仕事には優先順位梅椿(稲畑汀子) 6月7日水曜日 晴れ。朝家事はなし。10時前にルーター交換にNTTのお兄さんがおいでになる。交換後有料でルーターにネットのプロバイダー情報を入れてもらう(割引きで1500円也)。開通後、携帯とパソコンのWi…

(巻三十七)でたらめな口笛がゆく春あした(中村小城南)

(巻三十七)でたらめな口笛がゆく春あした(中村小城南) 6月6日火曜日 晴れ。朝家事はなし。その代わり、電気安全協会の漏電検査があった。検査員さんはおばちゃんだ。居宅に上がり込んで安全器を検分するのだからおばちゃんの方が良いのかもしれない。異状…

(巻三十七)干したての布団のやうな好好爺(山元文子)

6月5日月曜日 (巻三十七)干したての布団のやうな好好爺(山元文子) 晴れ曇り。朝家事は拭き掃除、洗濯・外干し。クリーニング屋さんへ引き取りに参る。 昼飯喰って、一息入れて、コチコチしてから、散歩。 コロナ前に買った運動靴が疲れてきた。細君が「何…

(巻三十七)雑巾に下ろす手拭い一葉忌(福本直子)

(巻三十七)雑巾に下ろす手拭い一葉忌(福本直子) 6月4日日曜日 晴れ。朝家事は特になし。毛布、洗濯物を外干し。昼前に生協へお米ほかを買いに出かける。ヨレた野球帽のヨレた爺多し。 昼飯喰って、眠さに堪えられす座椅子を拡げて瞑想、その後一息入れたが…

(巻三十七)すれ違ふ熊手が語る景気かな(腰山正久)

6月3日土曜日 (巻三十七)すれ違ふ熊手が語る景気かな(腰山正久) 雨、朝6時に届いた区からの通報。 《中川では、上流の埼玉県吉川で氾濫危険水位を超えておりますが、雨のピークも超え、小康状態が続いています。万が一上流部で氾濫しても、本区に氾濫水が…

Nice Work (2) - David Lodge

Nice Work (2) - David Lodge P608-610 And there, for the time being, let us leave Vic Wilcox, while we travel back an hour or two in time, a few miles in space, to meet a very different character. A character who, rather awkwardly for me, d…

(巻三十七)止まりたる独楽の匂ひを猫が嗅ぐ(ききらきみえ)

(巻三十七)止まりたる独楽の匂ひを猫が嗅ぐ(ききらきみえ) 6月2日金曜日 雨音がしっかりと聞こえる雨。朝家事は特になし。彼奴に災害モードのスイッチが入りうるさい。まず簡易ガスコンロとボンベの確認、簡易便所の組立部材の確認、水などの確認、懐中電…

「詐欺幇助罪の成立が認められた事例 - 同志社大学教授十河太朗」法学教室2023年5月号から

「詐欺幇助罪の成立が認められた事例 - 同志社大学教授十河太朗」法学教室2023年5月号から広島高裁令和4年7月27日判決■論点特殊詐欺の正犯者にIP電話回線利用サービスを提供する行為は、詐欺幇助罪に当たるか。〔参照条文〕刑62条1項・246条1項…

(巻三十七)仏壇も炬燵もあるや四畳半(正岡子規)

(巻三十七)仏壇も炬燵もあるや四畳半(正岡子規) 6月1日木曜日 曇り晴れ。先ず動かなくなったダイナブックの10年物の8・1のパソコンを諦めて撤去した。Windowsのメンテナンス終了後も画面が15と大きかったのでAVの鑑賞にもっぱら活用していたが、オ…

(巻三十七)鉢植のみな鉢あふれ夏近し(鈴木桂子)

5月31日水曜日 (巻三十七)鉢植のみな鉢あふれ夏近し(鈴木桂子) 曇り。細君は義妹へのお返しなどを買いに柏の高島屋へ出かけ、ついでに夏帽子を見てくると言っていた。やはり旧人はデパートなのである。 デパートの産地訛の粽売り(炭谷種子) が、義妹には…