(巻二十七)四月馬鹿伝言板の誤字直す(近藤阿佐)

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(巻二十七)四月馬鹿伝言板の誤字直す(近藤阿佐)

11月7日金曜日

昨日とうって変って冬の天気である。長袖下着とタイツを着用し、掛布団を二枚にした。つまり使い果たしてしまったことになるが、明日は立冬、冬はこれからだ!

冬隣裸の柿のをかしさよ(坪内逍遙)

「満月のもう重からぬ高さかな(横澤放川)」で始まり「真つ直な蚊遣の煙無為一日(稲葉京閑)」で締めた巻四十二の百六句をエクセルに写した。

句帳も常々捲るよう心掛けてはいるのだが、“あの句”というときになかなか辿り着けない。踏ん張りどころなのだろうが、PC頼みになってしまう。

すこしづつ死す大脳のおぼろかな(能村登四郎)

散歩:

床屋に立ち寄った。一人待ちであったが、実に饒舌な爺さんで喋りっぱなしである。溜まっていたいたのだろう。床屋のおばさんも流石に相槌に疲れたようで私のときは完黙でやってくれました。

老人と老人のゐる寒さかな(今井杏太郎)

帰途、見事に黄葉している一樹をみとめた。

枯野の木寄れば桜でありにけり(村上鞆彦)

寄ってみると「かつら」と標札が掛けてござった。一撮。

本日は三千七百歩で階段2回でした。

読書:

How to function in times of uncertainty

Your brain hates uncertainty. But the good news is that you can do something to get to the other side of ambiguity (at least for a little while).

https://www.bbc.com/worklife/article/20201104-how-to-function-in-times-of-uncertainty?ocid=liwl

人類の不安症は一万年前くらいまでに刷り込まれたもので、その性質はなかなか変え難いらしい。

記事では気を紛らす方法を伝授しているが、手作業がよいらしい。確かに随筆をコチコチしている間は余計なことを考えずにいられる。

考えず読まず見ず炬燵に土不踏(伊藤松風)

願い事-叶えてください。