(巻三十三)老いの眼に僅かにたのし青蜜柑(百合山羽公)

(巻三十三)老いの眼に僅かにたのし青蜜柑(百合山羽公)

5月27日金曜日

鉢植えミカンの小さな果実はまだ5、6個は残っているが、今日の強風、強雨で何個生き残れるだろうか。

午後の3時頃には陽も射し始めた。角川俳句の5月号ほかも揃ったとの連絡を頂いていたので図書館に伺う。途中猫たちの様子も窺うが影も形も見当たらない。

帰宅して角川俳句を捲り、先ずは以下の句をメモに録った。

ゆく年を乗せて急がぬ路線バス(岩岡中正)

書き出しはいつも遺書めく初日記(黒澤正行)

乏しきは分け合ふらしく寒雀(森可穂)

米びつの寒夜の底を掻く寄せる(直)

寝る本が無くてうだうだ夜長かな(水上呑)

しあはせは水になること雪女(高橋宗潤)

年末年始あたりが5月号になるのか。

『しあはせは水になること雪女』は深いなあ!

願い事-生死直結で細君より先に知らないうちに叶えてください。も~い~よ。