(巻三十三)弁当を持たされ今日へ押出さる(浜野白蓬)

(巻三十三)弁当を持たされ今日へ押出さる(浜野白蓬)

 

6月3日金曜日

午後から雨との予報で午前中に散歩に出かけた。都住1、3、2の時計回りで歩いたが、猫はどこでも不在。日の当たり具合などでゴロ寝の場所がちがうのだろう。生協に寄り昨日欠品だった500mlのミルクほかを買って帰宅。

午後1時ころ東京地方に何やら注意報が出たらしい。遠雷を聞きつつ、昼寝。

遠雷のいとかすかなるたしかさよ(細見綾子)

3時に起こされて、「明日、新庄の日ハムが甲子園でやるって言ってたけど、強いの?」と訊かれた。新聞・ラジオを遠ざけているし、かつては日ハムのファンであったが今は娯楽スポーツへの興味も失せたので全く分からない。ネットで調べたら最下位だそうだ。人選の目的が何だか分からないが集客だったとしても優勝争いの方が集まるだろう。

4時前ころ、一天にわかにかき曇り、強風強運となる。見下ろすとリュックを背負った青年が畳んだ折り畳み傘を握り小走りに行く。至近への落雷はないが、細君は晩飯の支度を休止し、私は懐中電灯を机の上に置き、柿ピーの封を切った。そうこうしているうちに4時10分を過ぎ、雨は小降りとなる。4時20分、細君は手羽大根の調理を再開した。

5時過ぎに入ってきたFM葛飾の顔本情報では東金町の方で500軒くらいが停電らしい。

ふたたびは聞く心もてはたたがみ(稲畑汀子)

今日は『法学教室』5月号の「判例セレクト」から

「無罪判決確定者のDNA型データ等保管の許容性 - 京都大学教授毛利透」

「放置違反金納付命令の対象となる「車両の使用者」の意義 - 関西学院大学教授中原茂樹」

の2編読んだ。

表紙のデザインが変わって一撮のようになった。雑誌と云っても法律の専門雑誌で内容で勝負だとは思うが、実につまらない表紙になった。一応読者層として期待しているのは学生のようだし、その全てが司法試験を目指しているわけではあるまい。学生の法律的思考の涵養に資することを方針としているならば表紙のデザインも少しはそれに合わせて如何か。

公事たくむ人の見ている雲の峰(未詳)

https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/2020/11/14/083502

雑誌の売上げは表紙に大きく左右されるとも聞いている。

https://www.bbc.co.uk/programmes/m0002r7c

願い事-生死直結で細君より先に知らないうちに叶えてください。コワクナイ、コワクナイ。雷に打たれて一発でおしまいもあるが、当たるまでは怖いだろうなあ。とにかく生死直結で逝きたい。