(巻三十六)二もとの梅の遅速を愛す哉(蕪村)

(巻三十六)二もとの梅の遅速を愛す哉(蕪村)

5月17日水曜日

晴れ。朝から短パンとTシャツにした。朝家事はなし。今日は細君がアリオのヨーカ堂へ家用のズボンを買いに出かけて、同じようなゴム入りの伸縮ウエストの物を買って帰ってきた。ヨーカ堂も衣料品部門を中心に店舗の縮小閉店をするらしいが、お手頃品が買えるのでアリオの店には残って欲しい。いずれにしても諸行(業)無常だ。

細君は他に小洒落れたシャツのような、上っ張りのような、カーディガンのように着る一点をヨーカ堂でないテナントの店で買ってきたようで、「いいでしょ⁉」てお披露目をするので「お洒落だ、品かいい、若く見える」と申しておいた。少なくともMarjorieよりは無駄遣いは少ないし、餃子屋で五千円は遣わない。たまにお洒落着を買うのだから誉めてあげる。

昼飯はパック赤飯と即席(坦々)麺。食後一息入れるが瞑想はせず。

2時半を過ぎてから支度し、散歩に出る。短パンとTシャツでも暑いくらいで日蔭を縫って歩く。相撲が始まったので片道20分かけて足立区東和の平安まで行ってみた。で、十両の相撲を中入まで観て、煮込み、タン塩、厚揚げ焼き、でホッピーを楽しんだ。まず煮込みが旨い。ボリュームもある。野菜をたくさん入れている。ほかでは見られない。これが三百円だ‼ホッピーもセットで360円、中は160円。で、締めて1020円だった。相撲はどうしても十両に落ちてきた力士に目が行ってしまう。栃の心が痛々しい。炎鵬が苦しい。

猫は往復で稲荷のコンちゃん、帰りにクロちゃんと遊ぶ。トモちゃんにも声をかけたが不在。

願い事-涅槃寂滅です。即死でお願いいたします。思い残すことはありません。気掛かりもありません。自己の一瞬での消滅を願うのみです。

願いに関係なく暑いので、

「熱 - 古井由吉」ベスト・エッセイ2012 から

を読み返してみた。