(巻三十八)草刈女爪の罅(ひび)まで草の色(中神萌子)

8月26日土曜日

 

(巻三十八)草刈女爪の罅(ひび)まで草の色(中神萌子)

 

晴れ。朝家事は洗濯、外干し。買い物等立替金清算書及びお小遣い請求書作成。お仕事関係の電話が入るので「会議中」の札を部屋の入り口に貼ることで合意。 

携帯の待受画面を昨日一撮した芭蕉像に換えた。

昼飯喰って、一息入れて、瞑想はせずに案文などを練って過ごす。で、結局、税なんぞという下世話なことで何かを主張するなんぞは馬鹿馬鹿しいと目覚め、案文を廃棄。

5時から散歩。図書館で角川俳句と借り直した『ちくま科学評論選』を借りた。

この間、中央図書館に電話で「読書コンシェルジュ」はいらっしゃらないのかと訊ねたら、「先ずは地域の図書館で相談してください。」とのことだった。で、今日はオフィスの方に『ちくま科学評論選』のような科学評論、科学随筆を読みたいのだが、どのような本があるのか分からない、と相談を持ちかけた。『ちくま科学評論選』の背に貼ってある分類符号(NDS)の「404」が科学評論のだそうで、多分パートの感じのよいおばさん館員がそれをキーに検索をかけて、何千冊と出てきたリストを更に本のタイトルに「科学」が含まれるもので絞り込み1200冊くらいにして見せてくれた。要は特定の本を薦めるのではなく検索の仕方を教えてくれるということだ。それから書架の分類「404」番地へ連れて行ってくれて亀有図書館所蔵の「404」を見せてくれたが、ここだけでも50冊くらいはあるようだった。そのうちの何冊と相性が合うかは分からないが、探し方の方向性は見えた。

図書館からお稲荷さんに回り、ポックリを祈願。今日は腹が減っているらしく愛想のよいコンちゃんに一袋あげてみた。跨がれるかなと見ていたら今日は食べていた。

そこから「司」の前に行ってみたが提灯に灯が入っておらず。都住にまわりフジを呼ぶが不在。クロは尾を立てて走り寄ってきた。二袋。昨日刺身を堪能したのでそれほど呑みたいわけではないが「八起」の前に行ってみた。今日も本日お休みの貼り紙が出ていた。火曜日から店が開いていないが、おばちゃん大丈夫かな。

角川俳句8月号から、

眼前に今日越す山や稲の花(抜井諒一)

ベランダにハンカチほどの鯉幟(竹内すま子)

にんげんを見飽きし桜散りはじむ(相澤礼子)

饅頭をふたつ食べても春愁(生嶋わこ)

を書き留めた。

願い事-ポックリ御陀仏。兎に角御陀仏。まだまだ悟れていない。でも生きていれば悟れない。死が悟りだ。

で、

「図書館員の頃(’79-11) - 阿刀田高」文春文庫 巻頭随筆3 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32317494/

を読み返してみた。

 

散りて後悟るすがたや芥子の花(永井荷風)