(巻三十八)句帳だけあれば枯野にある居場所(伊藤昌子)

11月17日金曜日

(巻三十八)句帳だけあれば枯野にある居場所(伊藤昌子)

いつものように6時半に起床。カーテンを開けて灯を消したら暗すぎた。再びカーテンを閉めて点灯。外は雨のようだ。

朝家事は洗濯・部屋干しと掃き掃除。

10時に麦茶で今日が賞味期限の餡パンを喰らう。雨止まず。

昼飯喰って、一息入れて、2時から歯医者へ出かける。

往路で蕎麦屋「寿々喜」の前を通る。暖簾が出ていたので、引き戸を少し開けて中のばあさんに「中休みは何時何時?」と尋ねたら「ずっとやってますよ」とのこと。復路で寄ることにした。

予約の10分前に歯科到着。2時半からの午後の部に合わせて衛生士たちが受付の横を通り過ぎて行く。私の歯の検査をしてくれるマスク美人の衛生士さんがマスクをずらして通ったので鼻筋までを拝見致した。高さは十分だが理想よりやや小鼻が横にひらいているかな。まだ口許が未確認だが、小顔の美形である。

で、30分ほど検査と洗浄をしていただいて終了となった。二ヶ月後の次回の予約となり、「2時半だと、帰りにまだ飲み屋がやっていないので、3時半で取って貰えませんか?」とお願いし、叶えて貰った。すると、彼女が「どこで飲んでるんですか?」と振ってきたので、「近頃は“俺んち”ってところに行くことがあるね。4時からだから。」と返すと「知ってる人がやってるんですよ、あそこ!」と話が弾んでしまった。彼女、高校は葛飾野でお住まいはお花茶屋だとか。

で、復路で寿々喜に寄った。頂きながら感じたところを顔本グループ「葛飾区いいね!」に以下の通り投稿致した。

お知恵拝借

歯医者の帰りに亀有銀座商店街を歩いた。肌寒く、思い出したように鍋焼きが食べたくなり蕎麦屋「寿々喜」の暖簾をくぐった。

鍋焼きや此処も銀座と云ふ場末(拙句)

で、鍋焼きを頼み、お酒を頼んだ。「どうされますか?」とふくよかな女将さんに訊かれ、無粋にも「常温で」と返した。「冷や」「冷たいの」とか「燗」「暖かいの」とか、ちょっといい言い方があるのにそのままで出してもらうのに上手い言い方を知らない。「常温」という言い方をすることがあるようなので、つい「常温」などとお願いしたが、この実験用語みたいな無粋な“表現”以外のお願いの仕方をご存知の方、是非ご教示ください。

鍋焼きとお酒は大変美味しく戴きました。

鍋焼きや舌で転がすトッピング(拙句)

再聴。

BBC, Sliced Bread, Caffeine hair products

https://www.bbc.co.uk/programmes/m000gskt

再読。

「風景について - 深田久彌」中公文庫 わが山山 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32300740/

願い事-ポックリ御陀仏。元気に御陀仏。

行政法-退職手当支給制限処分(全部不支給)の適法性 - 関西学院大学教授中原茂樹」法学教室2023年10月号

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33539688/

を読んだ。法学として読んだと云うよりも“危なかった‼”と我が身を振り返りつつ読んだ。先日、里見トンの『偶然』

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/33531454/

を読んだが2作合わせ読むと感慨無量だ。

秋風やあとから気付くこと多し(加藤あや)