本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集」


春雨やうつくしうなる物ばかり(千代尼)


細君の右手人差し指の怪我も金曜日には抜糸とのことだが、今晩は弁当を買ってくるか、外で済ましてくれとのことであった。
弁当にすることにしたが、勢いをつけるために、神田コーラクで一杯ひっかけた。
大将に、
「酒は冷たく、煮込みは熱く。」と言うと、何か不満そうであったので、「何か、無理をお願いしたか?」と言ったら、
カミサンが笑っていた。
夫婦とその親父でやっている店のようだ。


立ち飲みの店なので、客も長いはしない。

野良猫の出入りも許しているようで、顔が白と黒との猫が、土間で、精一杯に猫なで声を張り上げて、餌をねだっていた。
猫も苦労猫のようで、尻尾の先が90°左に曲がっている。

カミサンが猫に、客に出すより心を込めた餌を与えていた。

猫は餌を食い終わると、土間を去った。猫もこの店の作法を心得ているのだ。

恋猫の 皿舐めて すぐ鳴きにゆく (加藤しゅうとん)


断酒7日目成らず。

2200時就寝