句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻六)」
父暮らすホームからくる請求に「コーヒー代」とありて平穏(北村修)
昨晩のカルチャーラジオは落語で、落語における夫婦関係がお題であった。
「廐火事」と「芝浜」を下敷きに、しっかりした“かみさん”とその掌で転がされている“おまえさん”というパターンが解説された。
四面楚歌なり掌の雨蛙(須佐薫子)
我が家もハっつあん、熊さん、勝五郎さんのご家庭と同様であり、肝心なところはかみさんが押さえていて、「私の言う通りにしていれば間違えはないの!」がかみさんの十八番である。
言う通りにしていれば、ちゃんとしたホームに入れてくれるそうだ。
妻がいて夜長を言へりさう思ふ(森澄雄)
話は変わりますが、
インターネットは調べものに便利ですが、諸説出てくる。
うつるとも月もおもわずうつすとも水もおもわぬ広沢の池
塚原卜伝説と後水尾天皇説と二説出てきた。
若あゆの 二手になって のぼりけり (子規)
前者かな年代的には?