(巻十一)甚平や一誌持たねば仰がれず(草間時彦)

6月7日火曜日

久し振りに新潟で単身赴任しているS氏に電話をしてみました。それなりに楽しんでいるようで、佐渡へ出掛けた話などをうかがいました。

罪もなく流されたしや佐渡の月(ドナルド・キーン)

今の会社には4年弱お世話になおりますが、結構人の出入りが多いと感じます。

去る社員残る社員や大石忌(竹田元生)

昼過ぎに、4年前にほぼ一緒に入社した、U氏が退職の挨拶に来てくれました。U氏とは入社当時机を並べており、まったく知らない世界に入って来た私に世渡りの基本を教えてくれた好青年でバイタリティー溢れる営業マンでございますよ。能力のある方ですので行き先もしっかりと押さえての転進でしょう。幸運を祈ります。

はらわたの熱きを恃み鳥渡る(宮坂静生)

すでに何人もの方々が移っていきましたが、うまく行っていない話が多いようです。
沈滞・収縮気味の業界で全体が苦戦ですからいい話は“それうま過ぎじゃない?”と疑ってしまう転職環境ですね。

其のちの噂聞きたし桜餅(高浜年尾)