(巻十三)良き妻を演じて暮らす毎日に消えて無くなる本当の私(米村恵子)

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12月18日日曜日

中公文庫“私の酒”の「独り酒 船山馨」を丁寧に読んでいる。いずれご紹介いたしたい。

12月11日朝日俳壇:

冷まじや湖底の村の私語(ささめごと)(齋藤達也)

梟のもの知り顔に夜は更けぬ(涌羅由美)

昼飯に酒を添へたり冬紅葉(齊藤まさし)


昨日“河豚の如く薄い”と書いたが、一度だけバブルの頃博多でご相伴にあずかったことがある。味は覚えていない。

年賀状を七枚書いて投函した。絵入りの葉書にすればよかったのであるが、無地であるから“謹賀新年本年もよろしくお願いいたします”では余白が在りすぎてしまう。先様に合わせて数行書き加えたが、要は“もうすぐ隠居です。機会があったら一杯やりましょう”である。
配達は元日を外すと相当間延びするとのことだ。

遠ざかる人と思ひつ賀状書く(八牧美喜子)

引き出物の“双眼鏡”が届いた。披露宴から二週間が経ったのか。倍率は鳥見には十分であり軽量小型なので上着のポケットに収まるが、いまは英和ポケット辞典を入れている。使用頻度は多分同じくらいであろう。鞄を持てば問題はないのであるが、手に荷物は持ちたくない。辞書機能にお金を払えば紙媒体を持つ必要はないが、それも嫌だ。

翻訳の辞書に遊ばす木の実独楽(角谷昌子)