2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「死の不安・恐怖への対処法は死について語りあうこと - 西部邁」

「死の不安・恐怖への対処法は死について語りあうこと - 西部邁」 かつてルクレティウス(前九四~前五五、ローマの詩人哲学者)が宗教の発生を論じて、人間の不安・恐怖を緩和しようとして宗教が創られたのだといった。たしかに、人間の死をめぐって宗教的な…

(巻二十九)木枯でやはり女は来なかった(新宿転石)

(巻二十九)木枯でやはり女は来なかった(新宿転石) 7月8日木曜日 3ヶ月ぶりに美容院へ行くと云うので送り迎えを致した。一人でも行けないことはなさそうだが、安全第一である。 BBCをICレコダーに落として聴いている。ソニーとオリンパスのを一台ずつ持っ…

(巻二十九)無常迅速生死事大と萩咲けり(高澤良一)

(巻二十九)無常迅速生死事大と萩咲けり(高澤良一) 7月7日水曜日 「この天気では乙姫さまたち逢えないわね。」と朝一でボケをかまされた。 好な子に好な子の居り星今宵(松沢季?) コメントせずに様子を見ていたら“彦星と織姫”に治ったので大丈夫だろう。 午…

(巻二十九)新米や妻に櫛買ふ小百姓(正岡子規)

(巻二十九)新米や妻に櫛買ふ小百姓(正岡子規) 7月6日火曜日 寝ている間に非通知電話が携帯に入り細君は苛々している。非通知の拒否設定を忘れていたので急いで設定していた。兎に角相手の方が一枚も二枚も役者が上なのだから、電話に出ないのが一番である…

(巻二十九)この話初めてすると生身魂(成光茂)

(巻二十九)この話初めてすると生身魂(成光茂) 7月5日月曜日 雨ながら細君の眼科診察に同行致す。今日の診察は簡単で弁当を買って戻ったら、もう待合室で帰りを待っていた。 眼科が終わり、続いて眼鏡屋さんに寄る。字が読めるようになると針に糸通しをした…

(巻二十九)年金の暮らしそれなり冷奴(会田恥芽)

(巻二十九)年金の暮らしそれなり冷奴(会田恥芽) 7月4日日曜日 鉢植えミカンに葉が復活した。よかったよかった。 朝から雨である。4部屋の拭き掃除、台所の換気扇のフィルター交換が朝の家事で、程なく終った。 昼食は昨晩の残り物の手羽大根に茹で玉子を…

「大往生するための条件 - 中村仁一・久坂部羊対談」思い通りの死に方 から

「大往生するための条件 - 中村仁一・久坂部羊対談」思い通りの死に方 から 中村:少し前になりますが、緒形拳さんもいい死に際を見せてくれましたね。2008年に肝臓がんで亡くなりましたが、ずっと病気を隠して仕事を続けていました。最後の出演作とな…

(巻二十九)少しだけいい酒買つて秋刀魚焼く(末永拓男)

(巻二十九)少しだけいい酒買つて秋刀魚焼く(末永拓男) 7月3日土曜日 当地は雨が降らず、細君と生協へ買い物に出かける。荒天が予想されるなかの雨の合間で生協はレジを全開して客を捌いていた。 午後になっても雨にならず、それではということで図書館に出…

「苦ということ - 増谷文雄」講談社学術文庫 釈尊のさとり から

「苦ということ - 増谷文雄」講談社学術文庫 釈尊のさとり から では、まず、その苦とは何でありましょうか。そこを、まず、とっくりと考えてみなければなりません。 釈尊が、正覚成就ののち、はるかバーラーナシーの郊外、イシバタナ・ミガダーヤにおいて…

(巻二十九)教材で欠伸隠して夏期講座(辰巳比呂史)

(巻二十九)教材で欠伸隠して夏期講座(辰巳比呂史) 7月2日金曜日 朝からしっかりした雨音が響いている。それでも中二日で洗濯日にあたり洗濯を致した。 午後は区の健康診断を受けに駅前クリニックへ出かけた。採血、採尿、エックス線、問診で終わり。クリニ…

「南豆荘の将棋盤 - 井伏鱒二」日本の名随筆67宿 から

「南豆荘の将棋盤 - 井伏鱒二」日本の名随筆67宿 から 去る二月上旬、天城連峰周辺の街道を巡つて来た。道づれは印南君である。三泊か四泊の旅。三日目の泊りは、谷津の南豆荘で、女中に将棋盤と駒を貸してくれと頼むと、おかみさんが新しい駒と古めかし…

(巻二十九)マネキンの全裸の眠り稲光(中澤昭一)

(巻二十九)マネキンの全裸の眠り稲光(中澤昭一) 7月1日木曜日 朝から赤飯は腹にもたれる。 一応の家事は昨日済ませたので、特に言い付けはない。電話を自分で掛けられるようになった細君は電話友たちと長話しをしていた。 午後、雨の合間に生協へ出かけ、…

(巻二十九)麺なれば何でも冷えてさえをれば(古田紀一)

(巻二十九)麺なれば何でも冷えてさえをれば(古田紀一) 6月30日水曜日 冷やし中華を食いたいと思う。冷やし中華はつまみにはならないから飲みたいとは思わない。 家事をこなす。先ず4部屋の掃除機掛け。眼に塵が入ると良くないとのことで掃除機は使わない…