(巻三十四) 満月と花を浮かべて大き闇(飛高隆夫)

(巻三十四) 満月と花を浮かべて大き闇(飛高隆夫)

8月20日土曜日

座椅子に寝そべってAVを観ながらウトウトし、そのまま眠りに落ちてしまい、起きたら5時だった。「青山真希」「楠木沙羅」という女優さんたちと勝手に連体していたが、夢には現れず。

二度終へてまだきほいたつたくまきの

尺八すればいよいよ太しき(湯浅真沙子)

♪♪そんな時代もあったねと♪♪

朝の体温は36度2分。

家事は洗濯。

昼寝して散歩。二丁目の飲み屋の路地に下見に行ってみた。「亀有飯店」と「かっぽれ」が開いていてかっぽれの品書きを見ておいた。冷やかしで入るにしても値段の察しがつかないと。駅前のチェーン店よりは高いかもしれないが往復バスにすると450円かかるから、その分くらいはまあいいか。平日に入ってみよう。

猫は都住3でサンちゃん。石垣に居たが食い気を示さないのでながめただけでさよなら。

都住2では花子が階段下に居て、階段に腰掛けると膝に跳びのってきた。しばらく撫でたり摩ったりしていたら、友達婆さんが和服姿でお見えになった。踊りのお師匠さんらしいからお復習の帰りかな。猫のことがあるので急いで帰ってきたようだ。着物のまま猫の食事の仕度を始めたので、「教えて頂ければ、やっておきますよ」と申し出た。缶詰2個と食器2つを渡してもらい、開缶して食器に移す。花子が食べ始めたら様子を窺っていた太郎が姿を見せたが、用心深く距離を詰めてこない。花子が食べ終わり、また膝に跳びのって喉をゴロゴロと鳴らしているところに銭湯への用意をした友達婆さんがきてバトンタッチ。スプーンを貸してもらわなかったので指で缶詰から中身をホジリ出したが、まだ臭いが残っているような気がして嗅いでいる。まだ匂いが残っているような気がして指をクンクンしたことがあったなあ。

♪♪そんな時代もあったねと♪♪

願い事-即死で叶えてください。即死なら事故死も受容します。

即死ゆえ苦痛なかりし人と言ふ

死にしことなき者はかく言ふ(高野公彦)

「「四法印」の教え - みうらじゅん」マイ仏教 から

を読み返した。

《 仏教では、「無我」つまり「本当の自分」なんてものはない、ということを二千五百年前から説かれているのです。

私は、「自分探し」よりもむしろ、「自分なくし」の方が大事なのではないかと思っています。お釈迦さんの教えにならい、「自分探しの旅」ではなくて、「自分なくしの旅」を目指すべきなのです。》 

生きている限り無我の境地なんてあり得ないから「自分なくしの旅に『逝く』」しか救いはあるまい。