句歌控帳「立読抜盗句歌集」
若鮎の二手になりて上りけり(正岡子規)
柏のクリニックで大先生の定期診察を受け、尿酸の薬をいただく。
数値を気にするので酒が旨くなくなったと愚痴る。
流石、大先生です。
「まあ、そういう数値が出ることもあるよ、水を飲まないで採血するから。気を付けることは、いいことだけど、ほかの数値と合わせて見ていきましょう。」との御託宣でした。
3月に採血することになりました。
人体は心で変わる落葉かな(宗本智之)
そのあと、柏駅に向かいましたが、駅横のビルの通路でほぼ同年輩の詐欺男に声をかけられました。
風の道元荒川に凛と佇つ鷺あり鴨は流れのままに(青木伸司)
「田中ですよ。お元気ですか?その節はお世話になりました。」
「いやだなぁ、忘れられちゃったのか。渡辺さんのところでご一緒した田中ですよ。」
「ところでね、今場外馬券で当てた金を受け取ってきたところなんですよ、ここにちょっとした金があるんですがね。」
とたたみかけてきたが、ここで、筆者も危ないと思い、失敬した。
惚け老人の鴨と見られたか?
全く年寄りには暮らしにくい世の中になってきたものである。
断酒1日目達成
2230時就寝