本日の句歌

句歌控帳「立読抜盗句歌集(巻七)」


酢を振れば飯のかがやく春祭(菅原?也)


日本は、ギリシャよりも下の最下位になっている。
今週のエコノミストのコラム、次の経済危機への対応力。

みんなわかっているのに。


目隠しの中も眼つむる西瓜割り(中原道夫)


雀の餌付けを始めた。自宅の玄関脇のブロックにパン屑を置いてみた。
ちゃんと無くなっていたので、気づいてくれたのかな?


右の羽根ひだりの羽根を広げては繕ふ雀が葉の間(あい)に見ゆ(中村昭子)


親分肌の親分と身の振り方を相談。このご時世、この年齢ですから。


成り行きに任す暮しの返り花(鯨井孝一)


返り花は初冬の季語だそうで、“厳しい冬の予感”だそうです。

酒の力で気分を盛り上げるか!


験(しるし)なき物を思はずは一坏(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあるらし(大伴旅人)