(巻十一)地に悪しき父いて聖夜さ迷へり(堀井春一郎)

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7月2日土曜日

うどんの日だそうですが、息子がたまたま香川県に出張中です。
さて、蕎麦かうどんのどちらの方が好きかかと言えば、駅構内の立ち食いではうどんの方が“より嫌いではない”になります。

駅蕎麦のホームに届く葱の束(塩川祐子)

かき揚げと卵を乗せますが、卵は汁が塩辛過ぎるので薄めるために入れます。かき揚げは飾りですね。本物の美味しさを知らないだけでしょうが、一杯450円前後のスタンドうどんは美味いというものではございません。

隅占めてうどんの箸を割損ず(林田紀音夫)

うどんの漢字は饂飩のようですが、“雲呑”と表記した例を見たことがあります。
“雲呑”の発音はウンドンというよりはワンタンに近かったような気がします。うどんは元々は紐状ではなくスイトンのようなボタッとした塊ではなかったのでしょうか?スープに浮かぶ白い塊を“雲”に見立て、その“雲”を“呑む”ので雲呑となったのかな?

へろへろとワンタンすするクリスマス(秋元不死男)

写真は金曜日の昼飯に食べた“西蓮”のテイクアウトの海鮮塩焼きそばです。

減塩の腰抜汁や隙間風(高橋茶梵楼)

とは言え、此処のも塩の使い過ぎです。
烏賊、えび、野菜はよく炒められていて軟らかく歯の具合の良くない私には7ー11の醤油焼きうどん、キムチ焼きうどん(430円)より苦労せずにいただけました。

お値段は穏当な500円です。