(巻十二)思ふこと書信に飛ばし冬籠(高浜虚子)

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9月29日木曜日

昨日外出したところ、新橋駅前広場に古本市が立っていた。文庫本の棚から二冊もとめた。

『風土』和辻哲郎岩波文庫
福翁自伝福沢諭吉岩波文庫

内容は判らず、和辻の名前で選んだが哲学的で至極難解のやうである。断念した九鬼周造の『いきの構造』と同じく暫く寝かしておくことになるだろう。

冷し酒男は粋をめざしけり(前田雅生)

福翁自伝』は、NHKアーカイブ江藤淳氏がやたらと褒めまくっていたので買ってはみたが、これも気が向けばそのうち読んでみるか、との扱いに致した。

足首の褒めらておりこぼれ萩(祐森水香)

同じように積まれている平成作家の文庫小説が一冊百円なのに対し、この二冊はそれぞれ二百円で、それなりの敬意は払われていたようだ!

魂の破片ばかりや秋の雲(森村誠一)