(巻十二)花衣無くて男の宴かな(谷雄介)

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10月11日火曜日

このブログの記事数が1、000と記録された。初めのうちは投稿内容が定まらず、日記にその時の心情を詠んだ句歌を挟む形になってからは三年弱です。

袋詰めされたキャベツの千切りでサラダを作って何が悪いの?(茶田さわ香)

千ということで、この歌を挟んでみました。“?”のついている歌は在庫ではこの歌だけです。

私も昨日の清水哲男氏の寄稿にあるような、俳句・短歌の読者です。

声にして君に届ける歌撰ぶ詠めぬ想いを誰に頼まん(潤)

自分ではなかなかそのときの心持ちを詠むことができませんが、これこそがその句だ!歌だ!と云う作品に出逢うことは多々あります。瞬時の思いの共感もありますが、座右の銘と言うか、戒めというか、現状における基本方針のように思っている句歌もあります。

人生は一度でいいよ松の芯(河黄人)

形象への未練に歪む雪だるま(野間口千賀)

残るのは死んだ振りのみ四月馬鹿(本杉康寿)

また、今日のように思い込みによるしくじりをした日に車中で反省する句も控えてあります。

驕りいし人には見えず秋の虹(大牧広)