2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻四十一)缶切と栓抜錆びし盆用意(斎藤朝比古)

6月29日土曜日 曇り。朝家事は玄関掃除。塵取りを後退りさせて塵を集め、通路の脇に、多少の罪悪感をもって、捨てた。彼奴が糸通しをしてくれと云う。今日は一発で通った。今日の俳句は句集の方から昨日教えてもらったコピペでできた。 出来ることが減って行…

「強欲な老人 ― 土屋賢二」文春文庫 急がば転ぶ日々 から

「強欲な老人 ― 土屋賢二」文春文庫 急がば転ぶ日々 から 老人は強欲だというイメージをもっているのは、わたしだけだろうか。子どものころ「欲張りじいさん」の昔話で植えつけられたのかもしれないが、たとえば「守銭奴」というと、老人のイメージがある。…

自画自虐

(巻四十一)秋高くおだやかな死を給ふなり(浦川聡子)

6月28日金曜日 雨。朝家事は掃除機がけ。その後、所得税・住民税減税の説明をせよと言われる。ボケとは違うようだが、世話がやける。 昼食の支度手伝いが終わり、自室で松浦寿輝[ひさき]氏のエセーのコチ読を致す。雨止まず。 思い立って、ヘルプデスクにス…

「足音が遠ざかる(抜書) ― 松浦寿輝」講談社文芸文庫 青天有月 から

「足音が遠ざかる(抜書) ― 松浦寿輝」講談社文芸文庫 青天有月 から やっぱり住まいは地面に近いところがいい、ウォーターフロントの高層マンションなどにはとても住む気になれない、そう口にすると、何と時代遅れな考えに凝り固まった旧弊な御仁か、と憐…

(巻四十一)明日ありやあり外套のボロちぎる(秋元不死男)

6月27日木曜日 曇り。夜中の2時ころ目が覚め、蒸し暑く寝付けず。贅沢なことと嫌悪しながらも扇風機を回す。 起床後、何時もの通り、ハテナに記事の送り込みを試みたがアップできず。ヤフーに迂回して載せたがやはりイライラした。「そんなもの使わなければ…

(巻四十一)老人と老人のゐる寒さかな(今井杏太郎)

6月26日水曜日 曇り。朝家事は夜濯ぎの外干し。 ほかに家事はなかったが、金に細かい彼奴に所得減税と住民税減税及び給付金のことを五月蝿く訊かれ、結局御当局に電話する羽目になった。 先ず、解りやすい住民税について区の税務課に電話した。本年度の決定…

(巻四十一)日おもてに現れにけり桜守(岸本尚毅)

6月25日火曜日 曇り。朝家事は特に無し。混雑する25日に行くことはなかろうにと思うが、細君は月例の記帳に出かけた。留守にAVなど観たが心も身体もそれを楽しまず。詰まらない話さ。読む物も途切れた。お絵描きの方は建長寺のいい写真がポストされていてダ…

「昔の光(抜書) ― 松浦寿輝」講談社文芸文庫 青天有月 から

「昔の光(抜書) ― 松浦寿輝」講談社文芸文庫 青天有月 から 昔の光とはこうしたものだ。しかし、われわれはもっと昔の光に思いを致すこともできる。夏の縁日もボードレールのパリもたかだか何十年前とか百何十年前とかの出来事にすぎない。だが、三億七千…

(巻四十一)列車の灯糸ひきて去る緑雨かな(生駒大祐)

6月24日月曜日 晴れ。朝家事は特に無し。気分的には無気力期に入ったようで、コチコチも画も手をつける気が起こらない。AVを観て不善をなす気も起こらない。 お米ほかを買いに生協へ行き、ついでに野点の下見をしたが、サバのガリ漬けがお手頃のようだ。 無…

自画自虐

(巻四十一)遠山に日の当たりたる枯野かな (高浜虚子)

6月23日日曜日 雨。朝家事は特に無し。面白くてコチコチしてたのではないが、始めてしまったので最後まで打った。昼めしのあと、傘をもって図書館へ行き3冊借りてきたがコチコチするほどの作品はあらず。画を描いてみたが、気に入らず。俳壇には書き留めたく…

自画自虐

(巻四十一)傘といふ独りの宇宙梅雨に入る(有松洋子)

6月22日土曜日 曇り。昨日はビールを2本も飲んだので痛風が出てくるのではあるまいかと怯えて寝たが、昼までのところ自覚なし。朝家事は掃除機がけ。夜濯ぎの外干し。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。 やや蒸し暑く、また一昨日昨日と歩き廻ったので今日は図…

(巻四十一)歳に合ふ柄多からず更衣(陳妹蓉)

6月21日金曜日 雨。線状降水帯がやって来るとか、梅雨に入ったとか。 朝家事はなし。細君は傘をさして生協へ出かけて、無事帰宅。 昼飯喰って、一息入れて、予定通り日本橋に向かう。天気が良ければバスで青砥へ出て、京成上野でメトロ銀座線で日本橋なのだ…

(巻四十一)虫の音の鎖つながる町の縁[へり](奥山公子)

6月20日木曜日 晴れ。朝家事は特になし。夜濯ぎを外干しする。息子への特定記録郵便を出しに亀二郵便局に参る。郵便料金244円を持参の昭和の記念切手で済ます。料金を確認してもらった後、自分で貼り付けようとしたら「やって差し上げますよ」ということでお…

「本に漂う未練 ― 赤瀬川原平」「墓活」論 から

「本に漂う未練 ― 赤瀬川原平」「墓活」論 から 犬や猫などのペットの場合は、人間に準じて火葬して、場合によっては墓を建てることもできる。 それでとりあえず、気持は落着する。 でもものの場合は、成仏して終り、というのとはちょっと違う。 終りといっ…

(巻四十一)水飯や腹の教えし腹八分(角光雄)

6月19日水曜日 晴れ。巣鴨の合葬墓の契約に参った。腹が痛いだの足が痛いだの云いながら口だけは達者な彼奴との道中は疲れる。 9時過ぎの千代田線はまだまだ混んでいて、乗るのがやっと。綾瀬で始発電車に乗り換えた。西日暮里からの山手線は座れた。 巣鴨駅…

(巻四十一)惜春のRの舌の置きどころ(末兼友子)

6月18日火曜日 雨。一日部屋に籠る。画でも描けばよいものを無為に過ごした。なにか疲れが残っているようだ。 それでも、呼びつけられて豚鍋を番し、鮭を焼く。 願い事ーポックリ御陀。知らずに仏。 昨日はブログ「随筆筆写」に41人の方が訪れ、52のアク…

自画自虐

「小説の中の大阪弁 ― 山崎豊子」日本の名随筆別巻66 方言 から

「小説の中の大阪弁 ― 山崎豊子」日本の名随筆別巻66 方言 から 「暖簾」「花のれん」「ぼんち」「女の勲章」と大阪弁を使った長篇小説を書いて来て、大阪弁のもつ面白い性格と効果に気附いた。 それは、大阪弁は商業語、商人ことばとして驚くほど複雑豊富…

(巻四十一)良き知らせ一言で足り春の星(笠原みわ子)

6月17日月曜日 曇り。Wi-Fi不調につきスマホ頼り。今朝のBite残量は3.13だった。文章や写真のアップロードはそれほどBiteを喰わないようだが、顔本の写真をダウンロードしたら0.02喰われた。解像度の高い写真は止めた方がよさそうだ。動画を見るとどれくらい…

自画自虐

Wi-Fi切断のため暫定版、残3.13GB

6月16日日曜日 曇り。朝家事は特になし。 俳壇を持ってきてくれて、 夢を見るまでに至らぬ昼寝かな(金子秀重) を書き留めた。 昼飯。昨晩の残りのユーリンチーとか云うものと納豆で頂いたが、一晩越したユーリンチーは旨し。 一息ついてから散歩。図書館に6…

自画自虐

(巻四十一)山笑ふたしかに吾を見て笑ふ(億みき)

6月15日土曜日 (巻四十一)山笑ふたしかに吾を見て笑ふ(億みき) 今日から巻四十一です。 晴れ。朝家事は掃除機がけ。生協へ買い物に行く。その他、合葬墓に納める遺影の選択に付き合わされた。どうせ誰も来はしないし、死後のことなどどうでもいい。 昼飯喰…

自画自虐

(巻四十)通帳に見入りてをれば蝉初音(神野志季三江)

6月14日金曜日 (巻四十)通帳に見入りてをれば蝉初音(神野志季三江) 晴れ。予定通り下の接着前歯が外れた。朝家事は特に無し。森敦の宿随筆をコチコチして過ごす。 昼飯喰って、一息入れて、予約した歯医者さんに出かける。気温はかなり上がっていたが、と…

自画自虐

(巻四十)そのうちと言はれ沙汰なし水中花(緒方啓一)

6月13日木曜日 (巻四十)そのうちと言はれ沙汰なし水中花(緒方啓一) 曇り。朝家事は掃き掃除だけ。お米ほかを買いに生協へ行く。その他、午前中は森敦の随筆をコチコチして過ごす。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。細君が整腸剤代わりに飲用、服用しているC…