2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻四十二)三つづつ数へて分けるさくらんぼ(横田青天子)

10月30日水曜日 雨のち晴れ。いつも昼飯の後と決めている一息を怠り、未明の4時にモヨオシテ致す。雨音を聞く。 朝家事は特になし。「定額減税調整金支給確認書」発送準備。雨の止むのを待って10時過ぎに添付資料のコピーを撮りに生協へ参る。戻って書類…

(巻四十二)散るものに極[きわま]る秋の柳かな(柳亭種彦)

10月29日火曜日 曇り、北風やや強し。朝家事は特になし。細君が生協から戻ったのと入れ違いに買い物に出て、パン、牛乳、ヨーグルト、納豆、マヨネーズと頼まれた料理酒、三角コーナー兼用ネットを買い、一端帰宅。午後は雨との予報なのでそのまま散歩に…

(巻四十二)また一軒昭和が解体されて夏(奥西健次郎)

10月28日月曜日 雨のち曇り。朝家事は拭き掃除。ほかに昼飯の温め。そんなところに彼奴の中学のときの友だちから電話が入ってくれてお解き放ちになる。あとで話を聞くと二人してファンだと云う向井慧のラジオ番組の情報交換だとか。ちなみにその友だちは…

「入庵雑記 ― 尾崎放哉」尾崎放哉随筆集 講談社文芸文庫 から

「入庵雑記 ― 尾崎放哉」尾崎放哉随筆集 講談社文芸文庫 から 島に来るまで この度、仏恩によりまして此の庵の留守番に座らせてもらう事になりました。庵は南郷庵と申します。も少し委しく申せば、王子山蓮華院西光寺奥の院南郷庵であります。西光寺は小豆島…

(巻四十二)五月雨や感じる者と濡れる者(村松敦視)

10月27日日曜日 曇り。朝家事は特になし。細君は生協に行き、帰ってきて亀有生協が開店55周年のイベントの準備をしていたという。55年前のことを思い出してみるが、隣町で実に嫌な中学生生活していたころで生まれて来なければよかったと思い、『河童』に…

(巻四十二)退屈な猫に出て行くとこがあり(前田雀郎)

10月26日土曜日 曇り。朝家事は夜濯ぎの外干しと拭き掃除。その後スマホの接続の具合が悪いので有料相談に電話し、遠隔で見てもらう。所見は本体には異常なし。WiFiの元線が混んでいるのだろうとのこと。確かにWiFiを外せばよく繋がる。その他、時々再起…

(巻四十二)もろもろの管抜き去つて死者涼し(河野美千代)

10月25日金曜日 小雨のち曇り。朝家事は特になし。細君は美容室に出かけた。秋雨のなか独り書き取りをして時を過ごす。書き取りは頭が勝手にろくでもないことを考え始めるのを止める、つまり脳を拘束するための作業だ。だから脳拘束には写生でも、随筆の…

(巻四十二)ペリカンが水噛みこぼす大暑かな(小島健)

10月24日木曜日 晴れ。朝家事は夜濯ぎの外干しと布団干しだけ。細君は生協へ。で、暇潰しの書き取りを致す。分からないところはいつか分かるかもしれない。分からなくても、まっいいか。 彼奴がお稲荷さんへのお賽銭のことでうるさい。月に千円以上もあ…

(巻四十二)草を引くにぎやかな妻居りにけり(笹尾茂幸)

10月23日水曜日 曇り後雨後曇り。朝家事は特に無し。自分の朝飯用品といいつかった品を買いに生協へ行く。戻って昼食の、昨晩の残り物をレンチン致す。彼奴の味付けは薄くて旨くないので「大阪王将・餃子のたれ」を秘かに滴し美味しく食べている物は多い…

(巻四十二)ぎりぎりの傘のかたちや折れに折れ(北大路翼)

10月22日火曜日 曇り後晴れ。朝家事は夜濯ぎの外干しだけだったが、暖房器具の試運転と扇風機の片付けが入った。試運転は異常なしでゴタゴタは起こらず。扇風機4台のプロペラを外し、埃のこびりついた裏側の網とプロペラと表の網を歯ブラシまで使ってキ…

(巻四十二)赤貧の身にふりかかる桜かな(脇坂規良)

10月21日月曜日 曇り。昨日は9400歩ほど歩いたと記録されていた。 短パンTシャツでベランダに出ると、やや寒い。細君が云うに、今朝はラジオで「冬が来る前に」がかかったそうだ。 朝家事は特になし。細君は生協へ出かけて、その間に書き取りに集中した…

(巻四十二)短夜や死を意識して四十日(柴田美枝子)

10月20日日曜日 晴れ。朝家事は特になし。夜濯ぎを干し、毛布を干す。その後生協に自分の朝食用品といいつかったジャガイモ、タマネギを買いに行く。いずれも今日の品は形、大きさ共に良し。 帰って、昼飯の温めをして任務終了。1時間半ほど書き取りに勤…

(巻四十二)身の四囲の空気おもたし半夏生(大竹多可恵)

10月19日土曜日 曇り。朝家事は特になし。方向音痴の細君が白鳥生協まで秋刀魚を買いに行くという。本人も方向音痴をしっかりと自覚していて、実際に白鳥生協からの帰り道で迷子ならぬ迷婆になり救助に向かったことがあった。そんなわけでお稲荷さんに安…

(巻四十二)ひんやりと人の世遠し木下闇(福神規子)

10月18日金曜日 曇り。まだ短パンTシャツで大丈夫。それどころか、明日は29度まで上がるとか。朝家事は拭き掃除。その後生協へ買い物。雨模様なので洗濯物は出さぬようにとの予報士さんのアドバイスがあったらしいが、保育園児が散歩しているところをみ…

(巻四十二)現世[うつしよ]に借り無きように炉を塞ぐ(出口善子)

10月17日木曜日 曇りのち晴れ。朝家事は特になし。細君が記帳に出かけ午前中は独居を楽しむ。ペコちゃんの千歳飴ミルキーをペロペロしながらBBCの書き取りで暇潰しをしたが、一語一語をしっかりと聞き取るとなると遅々として進まなくなる。一ヶ所に固執…

(巻四十二)涅槃図に猫の在り処を確むる(春名勲)

10月16日水曜日 曇り。朝家事は特になかったが、先週の金曜日に買った魔法瓶の洗浄のための分解方法についてメーカーのヘルプ・デスクに電話を掛けた。具体的には取説の2の上蓋の取外しができず困ってしまったのである。で、教えを乞うと、「取説1で中…

(巻四十二)付いて行くだけの買物春大根(上藤修)

10月15日火曜日 晴れ。今日はマリさんの誕生日で先ずはお祝いを申し上げた。 朝家事は特になし。細君と入れ替わりで生協へ行く。行く途中で保育園児のお散歩を見て、帰りにはケア・ハウスの車椅子散歩2台とすれ違う。その車椅子に乗っていた婆さんに呼び…

(巻四十二)十五分待つなら歩く吹雪かな(松山蕗州)

10月14日月曜日晴れ。 目覚めて、『随筆筆写』を開けてみたら「立読抜盗句歌集巻十七」が読まれていた。この巻にはどんな句を入れていたかと開いてみたら、俳人“加藤楸邨”を“加藤しゆうとん”と誤記しているではないか。巻十七だけはなく、十四、十三、三…

(巻四十二)肩に来て人懐しや赤蜻蛉(夏目漱石)

10月13日日曜日 朝家事は昨日洗濯したシーツとバス・タオルの外干し。細君が生協から戻るのと入れ替わりに床屋に行く。白鳥のコンビニの隣のオバちゃんの床屋さんにしようか、富士の湯の隣の爺さんと婆さんの床屋さんにしようか家を出るまで迷ったが、新…

(巻四十二)行く末は透明ならず心太(兵藤康行)

10月12日土曜日 昨晩は新しいシーツで気持ちよく就寝致す。畳か変えられないがシーツと女房は新しい方がよい?かと云えば、シーツは新しい方がよいが、女房は今更新しいのに気を使うよりは古女房でよい。何事につけ新しい人間関係は避けたい。 参考文献…

BBC Podcast Episodes

BBC Podcast Episodes ALL IN THE MOIND Does working in the office boost well-being? https://www.bbc.co.uk/programmes/m0011cr2 Gardening and mental health https://www.bbc.co.uk/programmes/m0017kct Why is exercise good for your mental health?…

(巻四十二)蟇[ひきがえる]なんとかなるの構へかな(小出功)

10月11日金曜日 晴れ。朝家事は洗濯物の外干し。 その後細君のシェルパとしてアリオへシーツほかの買い物に出かける。バスに乗ったが、彼奴はそのバスを待つ2、3分の間に同じくバスを待つ婆さんと話を咲かせ、無料のバス券は“ありがたい、ありがたい”と…

(巻四十二)昨日まで人のことかと思ひしがおれが死ぬのかこれはたまらん(蜀山人)

10月10日木曜日 曇り。雨は上がったが晴れにはならず。朝家事は夜濯ぎの外干しと結露拭き。 細君が生協から戻ったのと入れ違いにお米ほかを買いに出かける。生協の入口に忠犬。大型犬は優雅でよろしい。キャン×キャン云う猫のような犬に限ってそいつの飼…

THE GREAT SWITCHEROO - Roald Dahl The COLLECTED SHORT STORIES of Roald Dahl

THE GREAT SWITCHEROO - Roald Dahl The COLLECTED SHORT STORIES of Roald Dahl THE GREAT SWITCHEROO THERE WERE ABOUT forty people at Jerry and Samantha’s cocktail-party that evening. It was the usual crowd, the usual discomfort, the usual app…

(巻四十二)資産家の日がな一日釣堀に(あらゐひとし)

10月9日水曜日 雨。朝方、毛布の上に夏布団を掛ける。今日読んだ高島俊男氏の「無意味な漢字が多いことについて」に拠ればこの“掛ける”も漢字の誤用のようだが、やはり布団は「掛」けたい。 参考文献: 「無意味な漢字が多いことについて(機械で書いた文章…

「無意味な漢字が多いことについて(機械で書いた文章から抜書) - 高島俊男」お言葉ですが・・・別巻1 から

「無意味な漢字が多いことについて(機械で書いた文章から抜書) - 高島俊男」お言葉ですが・・・別巻1 から 無意味な漢字が多いことについて 文章を書く機械ができるまでは、ひとは自分で文章を書くほかなかった。辞書のたすけをかりることはあるが、それは…

随筆筆写控え帳

随筆筆写控え帳 「刑法 児童ポルノ法7条4項にも5項にも該当する行為に5項を適用することの可否 - 神戸大学准教授東條明徳」法学教室2024年9月号 「青色申告承認取消処分と憲法31条の法意 - 京都大学教授 原田大樹」法学教室2024年9月号 「民法 公…

(巻四十二)たのしみはそぞろ読みゆく書の中に我とひとしき人を見し時(橘曙覧)

10月8日火曜日 雨。細君は眼科に出かけた。朝のうちは長袖長ズボンでいたが、蒸し暑くなり短パンTシャツに戻す。AVが暇潰しの役に立たないので英聴とコチコチ読書で健全に過ごし、カップワンタンとパック赤飯の質素な昼食をいただく。 そんなところへ細…

(巻四十二)年つまる終りは速き砂時計(これまつみつを)

10月7日月曜日 晴れ。気温上がる。朝家事は拭き掃除、布団干し。「涼しくなってきたので、散歩は午後の昼寝の時間に行ってください。午前中は食事の支度など手伝いなさい。」と午前禁足令が出た。こちらとしても午後に二時間かすれれば少しは羽を伸ばせる…

「刑法 児童ポルノ法7条4項にも5項にも該当する行為に5項を適用することの可否 - 神戸大学准教授東條明徳」法学教室2024年9月号

「刑法 児童ポルノ法7条4項にも5項にも該当する行為に5項を適用することの可否 - 神戸大学准教授東條明徳」法学教室2024年9月号 最高裁令和6年5月21日第3小法廷判決 ■論点 児童ポルノ法7条4項と5項との関係〔参照条文〕児童買春法7条4項・5項 【…