2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「行政法 国家賠償法2条1項の「瑕疵」と営造物の「本来の用法」 ー 一橋大学教授 田中良弘」 法学教室 2025年8月号

「行政法 国家賠償法2条1項の「瑕疵」と営造物の「本来の用法」 ー 一橋大学教授 田中良弘」法学教室 2025年8月号東京高裁令和6年1月24日判決■論点サイクリングコースの舗装路外に隙間状の溝が存在していたことが国家賠償法2条1項の「瑕疵」にあたるか。〔…

(巻四十五) 粉チーズととんとほぐす木の芽時(露草うづら)

8月30日土曜日晴れ、酷暑、温度は上がったが湿度は下がった。当地でも38度を超えたとか。朝家事は洗濯だけ。掃除機がけが予定されていたが暑さのため順延。10時前に散歩に出かけ、図書館で3冊借りた。9月21日が「認知症の日」とかで、図書館の特設展示コーナ…

(巻四十五) 呑み込みの悪さもともと心太(高野ムツオ)

8月29日金曜日晴れ、酷暑、多湿。朝家事は特になし。細君が生協から戻るのと入れ替わりに散歩に出かけた。出かけるにあたり、細君から生協に千葉産「房おとめ」の新米が出ていたから無洗米が出ていたから5キロ袋だが買っておいでと命が出た。で、エレベータ…

「『昆虫記』はなぜフランスで読まれないか ー 奥本大三郎」角川俳句2025年8月号 から

「『昆虫記』はなぜフランスで読まれないか ー 奥本大三郎」角川俳句2025年8月号 から「昆虫記」の第十巻がフランスで発行された時、ファーブルの忠実な弟子のルグロという、医師で代議士でもあった人の肝煎で祝典が開かれ、エドモン・ロスタンやメーテルリ…

(巻四十五) マイナスをプラスにと賭し秋遍路(森?)

8月28日木曜日曇り、酷暑、多湿。朝家事は洗濯と掃き掃除。そのあと、駅前まで買い物に出かけた。バス代は出すと云うので往復バスに乗ると云う贅沢を致した。駅前公園の噴水では保育園児が水遊びしていた。曇っているからいいが照っていれば危険だな。で、買…

「禅語選抜(仮題) ー 枡野俊明」気にしないコツ、感情に振りまわされないー禅の教え42 から

「禅語選抜(仮題) ー 枡野俊明」気にしないコツ、感情に振りまわされないー禅の教え42 から放下着[ほうげじゃく]何もかも放り捨ててしまえ。我欲、執着、分別・・・・といったことはもちろん、自分が悟っていると考える思考すら放り捨てよ。平常心是道[び…

(巻四十五) 自分とは何か分からず老いの秋(橋本直樹)

8月27日水曜日晴れ、酷暑、多湿、不快、にいよいよ消耗が加わってきた。朝家事は特になし。細君が生協から戻るのと入れ替わりに散歩に出かけ、先ず図書館で4冊返し、『角川俳句8月号』を借りた。図書館は「一時涼み所[いっときすずみどころ]」になっていて年…

「茶わんの湯 ー 寺田寅彦」日本の名随筆33 水 から

「茶わんの湯 ー 寺田寅彦」日本の名随筆33 水 からここに茶わんが一つあります。中には熱い湯がいっぱいはいっております。ただそれだけではなんのおもしろみもなく不思議もないようですが、よく気をつけて見ていると、だんだんにいろいろの微細なことが…

(巻四十五) のぼりつめすこし休んで咲く花火(伊藤志郎)

8月26日火曜日晴れ、酷暑、多湿。朝家事は洗濯。10時前に散歩に出かけた。図書館に寄り2冊借りて閲覧室で捲ってみたが意に沿わず、即返却して退館いたした。で、最短コースで都住へ参った。シェルターにお雪が居らず、呼んでも出て来ないので、何処かへ避暑…

「オムレツを作ろう ー 村上春樹」アンソロジー たまご から

「オムレツを作ろう ー 村上春樹」アンソロジー たまご からここのところほとんど毎朝のようにオムレツを作っています。前々からオムレツについてはしっかり追究しなくてはと思っていたんだけど、なかなか暇がなくて取りかかれなかった。 でも長編小説を書き…

(巻四十五) 花咲もむずかしげなる老木かな(木節)

8月25日月曜日晴れ、酷暑で多湿。風があり、やや和らぐ。朝家事は特になし。スマホは生きている。細君が生協から戻るのと入れ替わりに散歩に出かけた。エレベーターで「八起」の女将さんのお姉さんと一緒になり挨拶を交わした。「少しお痩せになってスッキリ…

「浅草の親子丼 ー 源氏鶏太」アンソロジー たまご から

「浅草の親子丼 ー 源氏鶏太」アンソロジー たまご から私の体重は、一時、二十一貫にまでなった。身長は、五尺四寸三分なのだから、これでは肥り過ぎである。しかし、私は、前前から肥ることを警戒して朝は牛乳を一杯、昼は会社のウドン、夜だけ普通に御飯…

(巻四十五) 朧なり生きる煙と死ぬ煙(よしだ悠)

8月24日日曜日不具合となりましたスマホですが、お稲荷さんへの祈願が効いたようで一日静養させましたら復調致しました。データ通信量をケチってSIMを切入を繰り返したのが原因かと思いますが、素人の見立てです。とにかく、あまりスマホに頼らずアナログ・…

「夏ニナルトドウシテ暑イノ? ー 伊丹十三」 中公文庫 問いつめられたパパとママの本 から

「夏ニナルトドウシテ暑イノ? ー 伊丹十三」 中公文庫 問いつめられたパパとママの本 から 夏ニナルトドウシテ暑イノ?「夏はね、太陽が一年中で一番近くなるの。だから暑いのよ。わかった?」 困るなあ、こんなでたらめを教えてもらっちゃあ。太陽が一番地球…

(巻四十五)缶けりの缶のそののち啄木忌(桜井教人)

8月23日土曜日昨晩、スマホの写真関連機能が故障しました。顔本への接続も不安定な状態に立ちいたりました。ライフ・ラインの電話、ショートメール、e-mailはまだ機能しており、買い換えを逡巡しているところです。お金のこともありますが、スマホで何をして…

「男がモノを集める理由・「記憶」の書店 ー 福岡伸一」 文藝春秋刊 生命と記憶のパラドクス から

「男がモノを集める理由・「記憶」の書店 ー 福岡伸一」 文藝春秋刊 生命と記憶のパラドクス から 男がモノを集める理由 他人から見ると実にしょうもないものをチマチマ集めている人がいる。男性に多い。なぜだろうか。福岡ハカセの仮説は次のようなものだ。…

(巻四十五) 初秋の風来る方へ顔を向け(伊藤トキノ)

8月22日金曜日晴れ。酷暑、多湿。朝家事は洗濯と風呂場の排水口のお掃除。夏痩せで少しお腹がへこんだらしく、前屈みの排水口掃除が少し楽になった。細君ともども銭湯育ちで三十過ぎまで暑い日も寒い夜も銭湯に通った。細君は「今は幸せよ!」と時々言うが内…

「「茶わんの湯」から ー 竹内均」同文書院 竹内均の科学的人生論 から

「「茶わんの湯」から ー 竹内均」同文書院 竹内均の科学的人生論 から 私は福井県の大野市に生まれた。大野市は、福井市から三五キロメートルほど山の中へ入ったところにある。私の幼いころにはまだ、幕末の動乱時代をさむらいの妻として生きぬいてきたおば…

(巻四十五) 音速を遅しと思ふ遠花火(高木靖之)

8月21日木曜日晴れ。酷暑、多湿。朝家事は特になし。細君が生協から戻るのと入れ替わりに猫さんたちに会いに行く。都住の手すりに腰かけてバーちゃんを撫でて、スナックを差し上げた。今日は2袋食べて、風通しのよい自転車置場へお引き取りになった。帰りに…

「ひきこもれ (3節抜書)ー 吉本隆明」

「ひきこもれ (3節抜書)ー 吉本隆明」 教室に流れていた嘘っぱちの空気 不登校について考える時にぼくがいつも思い出すのは、子どもの頃、教室に流れていた嘘っぱちの空気です。偽の真面目さ、偽の優等生、偽の品行方正先生が求めているのは、しょせんそうい…

(巻四十五) にくい顔思ひ出し石ころをける(尾崎放哉)

8月20日日水曜日晴れ。酷暑、多湿。朝家事は洗濯と拭き掃除。そのあと、10時過ぎから買い物と散歩に出かけた。最初にクリーニング屋に寄り、先日着た式服と会社に着ていったジャケットをお願いした。2930円也。そこから都住へ回る。足音で分かるらしくバーち…

(巻四十五) 忘れがたき麻酔の快楽春の闇(ラーラ)

8月19日火曜日 晴れ。朝家事は特になし。細君は白鳥生協の2階の歯科にお出かけいたした。酷暑でキャンセルも考えたようだが、薄雲が陽を和らげているので意を決して出て行った。11時過ぎに道に迷わず帰宅。昼飯はレトルト・カレー。誠に旨し。一息入れて、昼…

「恋しくなる味Q&A ー 燃え殻」この味もまたいつか恋しくなる から

「恋しくなる味Q&A ー 燃え殻」この味もまたいつか恋しくなる から Q 落ち込んだ日はなにを食べますか? いま振り返ると、若い頃は大半落ち込んでました。まず、二十代半ばまでアルバイト生活だったので、「将来の不安」について考え始めれば、いつまででも落…

(巻四十五) 願わくは昼寝のままの大往生(平井勇吉)

8月18日月曜日 晴れ。興奮も冷めたようで10時から4時半頃まで快眠いたした。朝家事は洗濯。ワイシャツなどいつもより洗濯物多し。洗濯物を干した後、散歩に出かけた。都住へ直行。石段に座るとバーちゃんがシェルターから出てきてくれた。しばらく石段にいた…

(巻四十五) 朝顔や食いはぐれたる飯の数(中原道夫)

8月17日日曜日 寝付けず土曜日から日曜日となる。0時30分ころ日記ブログにアップロード。その辺りで寝込んだようだが3時半に目が覚めてしまった。遁世し、半径1キロの範囲を出ない生活。何かとうるさい細君ではあるが、人間は一人だけを相手にしている生活…

「恐竜たちの黄昏(終盤抜書 ー その二) ー 池澤夏樹」文藝春秋刊 楽しい終末 から

「恐竜たちの黄昏(終盤抜書 ー その二) ー 池澤夏樹」文藝春秋刊 楽しい終末 から なぜ人間はかくも短い時間の内にこのような急速な台頭を遂げ、圧倒的に強い種になりあがったのか。丘が言う人間の有利な資質とは何だったか。普通に言えばそれは知性というこ…

(巻四十五) ここ迄はまだ物忘れ山笑ふ(笹井由紀子)

8月16日土曜日 晴れ。朝家事は特になし。で、義理の甥の結婚式・披露宴にお出かけ致す。本来なら細君の筋のハナシだから筋違いなのだが、「こんなとこ、一日出かけたら死んじゃうから一人で行ってきて!」との切望に応えて式服のズボンをはき、上衣とネクタ…

(巻四十五) 手術後や死より目覚めて見る夕焼(島田章平)

8月15日金曜日 晴れ。酷暑。朝家事は特になし。細君が生協から戻るのと入れ替わりに散歩に出かけた。都住へ直行し、シェルターから出てきてくれたバーちゃんと水場の日蔭で抱き合う。今日は彼女の情熱的な生臭いキッスをお受け致した。30分ほど交遊し、スナ…

「恐竜たちの黄昏(終盤抜書ーその一) ー 池澤夏樹」文藝春秋刊 楽しい終末 から

「恐竜たちの黄昏(終盤抜書ーその一) ー 池澤夏樹」文藝春秋刊 楽しい終末 から 恐龍たちは滅びた。彼らが生きて楽しい日々を地上で過ごした記録は化石の中にしかない。 彼らの絶滅を偶然と呼ぶか必然とするか、それを決める論拠はわれわれの内にはない。い…

(巻四十五) 蹴られても足元に居て夏蒲団(加古厚志)

8月14日木曜日 晴れ。朝家事は洗濯、掃き掃除、それに外出に備えてワイシャツのアイロンがけ。10時から散歩に出かけた。図書館で2冊返して4冊借りた。図書館から最短コースで都住へ向かう。バーちゃんがシェルターに居て、すぐに石段まで来てくれた。シンち…