2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

いつかまたいつかそのうち人生にいつか多くていつかは終わる(俵万智)

7月30日火曜日 晴れ。多湿がこたえる。 朝家事は特に無し。夜濯ぎを外干しする。 10時から散歩。図書館に寄り、4冊返却、1冊借りる。借りた予約図書の『法学教室7月号』を閲覧室で内点(内容点検)。因みに、内点は通関手続において、輸出入貨物を申告前に点検…

「海 ― 尾崎放哉」日本の名随筆別巻21巡礼 から

「海 ― 尾崎放哉」日本の名随筆別巻21巡礼 から 庵の帰れば松籟颯々、雑草離々、至つてがらんとしたものであります。芭蕉が弟子の句空に送りました句に、「秋の色糠味噌壺も無かりけり」とあります。これは徒然草の中に、世捨人は浮世の妄愚を払ひ捨てて、…

(巻四十一)持ち帰り検討します大西日(このはる紗耶)

7月29日月曜日 晴れ、酷暑、多湿。 朝から蝉は元気に啼いている。 朝家事は特に無し。散歩がてら生協に行く。爺さんが婆さんが乗る車椅子を押しながらお買い物。その婆さんは重そうだったが、彼奴は軽い。その点は良しと致すか。 野点のアテはメンチカツに致…

(巻四十一)女去る金魚のやうに尻を振り(柳原白眞)

7月28日日曜日 晴れ、多湿。朝家事は洗濯、外干し。 止せばいいのに午前の散歩。図書館で3冊借りて、親水公園、稲荷を経て7-ELEVEN。アイス・コーヒーを喫して体を冷やし、次の中継点の生協へ向かう。途中、亀二裏通りの路地に救急車。家の中での熱中症かな…

(巻四十一)増水に蛇が抱きつく細き枝(伊藤博康)

7月27日土曜日 晴れ。酷暑。多湿。 朝一でマリさんから富士山登頂の報が入った。 山開き登る予定はないけれど(中島信也) 朝家事は特に無し。散歩がてら朝食用品を買いに生協へ行く。明太子ポテトサラダがあったので、それをアテに木下闇で野点致す。 今日の…

「五位鷺[ゴイサギ] ― 大橋弘一」角川俳句令和6年7月号

「五位鷺[ゴイサギ] ― 大橋弘一」角川俳句令和6年7月号 五位鷺[ゴイサギ] 分類:ペリカン目サギ科ゴイサギ属 全長:五十八センチ 学名:Nycticorax nycticorax 季節:夏 流れのそばにじっとたたずみ、魚を狙う鳥。ゴイサギです。魚が跳ねると電光石火の早…

(巻四十一)小銭とか純喫茶とソーダ水(湯浅恵子)

7月26日金曜日 晴れ。昨日に増して酷暑で多湿。朝家事多々。夜濯ぎの外干し、拭き掃除等々。 その後、散歩。図書館で予約しておいた『角川俳句7月号』と書架から『ごきげんな散歩ー森沢明夫』を借り、親水公園、お稲荷さんを経て7-ELEVEN。アイス・コーヒー…

「タクマオー ― 寺山修司」旅路の果て 河出文庫 から

「タクマオー ― 寺山修司」旅路の果て 河出文庫 から 「ガシャン!スタートが切られると大外ワクから出ムチを使ってタクマオーが先頭に立った。向こう正面で他馬を五馬身離して華麗な逃げ足を伸ばした。(中略[ママ]) タクマオーは砂深いダートの二千百メー…

(巻四十一)人生を以下省略の涼しさよ(藺草慶子)

7月25日木曜日 晴れ。酷暑。多湿。 朝家事は特に無し。細君が戻ったあと、お米とバナナを買いに生協へ行く。バナナが値上がりしているなあ。中華サラダと缶酎ハイも仕入れて木陰のベンチで野点致す。 高齢化バナナの色に同化する(山沢壮彦) 昼飯喰って、一息…

(巻四十一)湯を注ぐだけの味噌汁もう立冬(五代儀幹雄)

7月24日水曜日 晴れ。酷暑、多湿。朝から汗でベトベト。 朝家事多々。夜濯ぎの外干し、拭き掃除。エアコンのフィルター掃除。その後、散歩。図書館で予約本を2冊借りたが、閲覧室で点検後、即返却。なかなか当たらない。 図書館からお稲荷さんへ。炎天下、毎…

「カブトシロー ― 寺山修司」旅路の果て 河出文庫 から

「カブトシロー ― 寺山修司」旅路の果て 河出文庫 から 私は「ドストエフスキー論」も「シェークスピア論」も書いたことがないが、「カブトシロー論」というのは書いたことがある。 カブトシローという馬は、私にとってドストエフスキーやシェークスピアより…

(巻四十一)物流の果ての渚を歩む蟹(福田若之)

7月23日火曜日 晴れ。酷暑。朝家事は特に無し。 細君が生協へ行き、入れ違いに私も生協へ。朝食用品のほかにアジフライと缶酎ハイを仕入れて午前の野点。朝食から時間が経っているのでアジフライもスイスイ腹に収まった。 昼飯喰って、座椅子にごろ寝。散歩…

(巻四十一)秋風や夏より広き野球場(寺本章)

7月22日月曜日 さすがに昨晩は暑くて寝苦しかった。 晴れ。酷暑。 台所の排水管の掃除をしたが、夏特有の悪臭とネバネバに閉口した。微生物の季節だ。 昼飯喰って、一息入れて、止せばよいのに散歩。日射しもキツいが、照り返し、鋪道の熱気でくらつきそうに…

「ウメノチカラ ― 寺山修司」旅路の果て 河出文庫 から

「ウメノチカラ ― 寺山修司」旅路の果て 河出文庫 から もし、シンザンがいなかったら?というのは競馬ファンなら誰でも考えることである。日本一の名馬は、たぶんウメノチカラだったのだ。 ヒンドスタンとトキノメーカーとのあいだに生まれ、堂々たる黒鹿毛…

(巻四十一)秋風や夏より広き野球場(寺本章)

7月21日日曜日 寺山修司の作品を読んでいて、 《それが、大橋巨泉だった。巨泉は、加藤楸邨[しゆうそん]の「寒雷」に作品を発表する俳句作家だったが、むしろジャズ評論家として世に認められかけていた。》 に出合った。カトウシュウトンと思い込んでいたが…

「ロックプリンス ― 寺山修司」旅路の果て 河出文庫 から

「ロックプリンス ― 寺山修司」旅路の果て 河出文庫 から 早稲田大学の学生会館の、薄汚れた二十七号室が私たちのたまり場だった。そこには詩人会と短歌会と俳句会が雑居していて、いつもビールの空壜や、アジビラの屑が散らばっていた。授業にはほとんど出…

(巻四十一)死ぬ死ぬと云つて死なざるむかご飯(岩熊史城)

(巻四十一)日の落ちて月の花野となりにけり(杉山一川) 7月20日土曜日 晴れ。酷暑。朝一で『角川俳句』と『法学教室』の貸出予約登録をした。予約順位は俳句が1番、法学2番。一巡目で借りられそうだ。 朝家事多々。夜濯ぎを外干し、毛布カバーを外して洗濯し…

「スイジン ― 寺山修司」旅路の果て 河出文庫 から

「スイジン ― 寺山修司」旅路の果て 河出文庫 から 新宿の酒場〈牡丹〉にいたスミ江という女が、ある日ぷっつりと姿を消した。どこか影のある女だったが、聞くと七年来寝こんでいる夫がいて、その病院代をかせぐためにホステスをやっているという。だがこの…

(巻四十一)日の落ちて月の花野となりにけり(杉山一川)

7月19日金曜日 晴れ。酷暑。 母校も葛飾野高校も四回戦までだったらしい。4回も試合ができたのは16分の1だから立派なものだ。葛飾商業も三回戦も突破との由、驚きである。 二年前にこんな句を作った。 二回戦出来た半分夏終わる(拙句) 朝家事は特に無し…

(巻四十一)目をやすめ耳をやすめて夜の秋(神尾久美子)

7月18日木曜日 晴れ。朝家事多々。午後、医者に行くので午前中に夕飯の支度。豚鍋を拵える。横に立って、何様のつもりか口うるさい。 ゴミ捨ての帰りに階段を昇ると木に停まっている鳥をスマホで撮っている婦人がいた。せっかくの写真の邪魔をしてはと、少し…

「離別、死別・・・パートナーがいない中高年こそ、マスターベーションを ― 富永喜代」女医が導く60歳からのセックス 扶桑社新書 から

「離別、死別・・・パートナーがいない中高年こそ、マスターベーションを ― 富永喜代」女医が導く60歳からのセックス 扶桑社新書 から 人生においてセックスをするパートナーがいることはとても素晴らしいことですが、年齢を重ねるほど、パートナーとの離…

(巻四十一)指先に老いのあつまる青葡萄(亀田虎童子)

7月17日水曜日 曇り。朝家事多々。洗濯物を外干し、掃き掃除、昼飯の支度、買い物、他。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。図書館で1冊借りて、即返却。正論なのだろうが、重苦しく健康良くない。稲荷で20円献納し、ピンコロとシャッキリを祈願。7-ELEVENでは…

(巻四十一)区役所の向日葵咲かせお・も・て・な・し(光成敏子)

7月16日火曜日 曇り。朝家事多々。夜濯ぎを外干しする。細君の買い物に同行して生協に参る。まだ、ヨレヨレしているが口数は健在。梅雨明けの高温が心配である。 生協には、ほかのヨレヨレ婆さんとヨレヨレ爺さんたちも買い物にていた。それに高齢に見えるヘ…

(巻四十一)耳鳴りの耳振つて聴く時雨かな(小出恋)

7月15日月曜日 曇り。多湿。朝家事多々。久し振りに飯を炊く。一つが200円もするパック飯を食べ続けるのは 勿体ない。飯を炊こうと云うまでは回復したようだ。 食材を買いに生協へ。インゲン、小松菜、鶏肉、などの素材とヨーグルトや納豆など調製品を買う。…

「夜 その過去と現在(抜書) ― 倉橋由美子」精選女性随筆集 倉橋由美子 文春文庫 から

「夜 その過去と現在(抜書) ― 倉橋由美子」精選女性随筆集 倉橋由美子 文春文庫 から ところで、老年にいたって事情が変わった。老年というのは、私の場合、五十歳以降をさす。もともと故障が多くて病気との付き合いには慣れていたつもりだったけれども、…

(巻四十一)炊飯器秋が深むと置かれあり(手塚美佐)

7月14日日曜日 雨。朝方、涼しくて扇風機を止めた。 朝家事、家事は卵を茹でただけ。雨が少し落ちているなかを床屋へ行く。時間が経つにつれて湿度が上がる。 昼飯はオープン・サンド。昼飯喰って、一息入れて、散歩と買い物。自分の夕飯のオカズにはアジフ…

(巻四十一)日記書き己戒しむ秋夜かな(高田菲路)

7月13日土曜日 朝からWi-Fiが不通、まったく頼りにならない。 晴れ。洗濯物干し、ゴミ出し、湯沸かし、買い物など何かと用事を致す。 少しずつ食べて飲めるようになってきた。 あたしゃ食べ過ぎ。 昼飯喰って、一息入れて、散歩。団地の盆踊り会場では屋台の…

「百閒雑感 ― 倉橋由美子」精選女性随筆集 倉橋由美子 文春文庫 から

「百閒雑感 ― 倉橋由美子」精選女性随筆集 倉橋由美子 文春文庫 から 内田百閒の小説はどれも面白い。数は少ないし、長大なものはないけれども、これだけ面白い小説を書ければ充分である。『冥途』、『旅順入城式』に収められている短篇は何度読んでも面白く…

(巻四十一)流星に占ふこともなかりけり(中村幸平)

7月12日金曜日 雨。やや暑さはゆるんだが湿度が高く不快。彼奴の体調やや改善で食事とお通じは復旧の模様。目眩、よろめき、はまだ起こるとの由。 朝家事多々。雨のなか、たまったゴミを集積所に運ぶ。10時過ぎに寝てくれたので一息入れる。昨晩のチキンカツ…

(巻四十一)秋思ふゆきつくところ死を思ふ(縣展子)

7月11日木曜日 3時半に目が覚めてしまい一仕事。もっとも昨晩は9時半に寝付いてしまったから、未明の目覚めも四方がない。それにしてもこんな時間でも蒸し暑く汗が垂れる。 曇り。朝家事はなし。細君が暑さに負けたようでめまいと嘔吐で一日中寝込む。口数は…