2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

(巻四十四) 玄関に来し蟷螂も一過客(坂田美代子)

5月30日金曜日雨。朝家事は洗濯と拭き掃除。義妹から電話が入り長電話。昼飯は納豆ご飯に味付け海苔と昨晩の残り物。普通に美味し。一息入れてから、座椅子を広げて毛布を被ってお昼寝。白鳥の猫兄さんからロクちゃん目撃の電話連絡を頂いたが、今日は出掛け…

「『噺のまくら ー 三遊亭圓生』の解説 《圓生の頭脳と知識こそが偉大なる「文化」》ー さだまさし」小学館文庫 から

「『噺のまくら ー 三遊亭圓生』の解説 《圓生の頭脳と知識こそが偉大なる「文化」》ー さだまさし」小学館文庫 から 【解説】圓生の頭脳と知識こそが偉大なる「文化」 はなし古典落語は話しながらたとえ内心「この噺はつまらない」と思って居ても、当の面り…

(巻四十四) ゆく秋のあとをとぼとぼついつゆく(あらゐひとし)

5月29日木曜日曇り。午前中に床屋さんに行く。値段変わらずでありがたし。以前はラジオ放送を流していたが止めて軽音楽を流している。これもありがたし。15分で始末してくれてありがたし。帰りに白鳥に寄りロクちゃんを呼んだが居らず。昼飯は納豆ご飯に味付…

(巻四十四) 石仏に呼び戻さるる赤とんぼ(馬目空)

5月28日水曜日晴れ。朝家事は洗濯と掃き掃除。その後、クリーニング屋さんに十点持ち込み、猫さんたちのご機嫌を伺ってから生協で買い物。顔本に細君との写真を載せて結婚記念日と付記したらベスさんとギルバートさんから祝辞を頂いた。昼飯は納豆ご飯に味付…

(巻四十四) 長き夜や読んで知る句の奥の奥(田中敏子)

5月27日火曜日曇り。細君は記帳にお出かけになり暫し独り居を楽しむ。昼飯はレトルト・カレーで美味し。細君、崎陽軒の弁当と焼売を買って無事帰宅。いつもよりやや早く散歩に出掛ける。曳舟川遊歩道を歩き、お稲荷さんにお詣り。お腹の空いているコンちゃん…

「旅立ち(1) ー 田辺聖子」奥の細道を旅しよう 角川ソフィア文庫 から

「旅立ち(1) ー 田辺聖子」奥の細道を旅しよう 角川ソフィア文庫 から 芭蕉は旅立ちの支度をしている。今年、元禄二年(一六八九)、芭蕉は四十六歳である。時は晩春である。ずっと独り身で、清貧に窶[やつ]れ、詩神に憑かれ、漂泊の風雲に身を苦しめてきた芭…

(巻四十四) 一本道なれど律儀に道をしへ(中根剛誠)

5月26日月曜日曇り。朝家事は洗濯だけ。静かに午前中を過ごし、昼飯。納豆ご飯に味付け海苔と昨晩の残り物のポトフを大変美味しくいただいた。散歩へ出掛け、先ず白鳥を覗くもロクちゃんは不在。亀青小学校隣の宝持院を覗き一撮。ワカちゃんの公園を経て都住…

(巻四十四) ふしだらのままに老いけり麦こがし(島田孝)

5月25日日曜日曇り。朝家事は掃除機がけ。おおむね静かな日曜日の午前中を過ごし、昼飯をいただく。納豆ご飯に味付け海苔と昨晩の残り物。残り物美味し。一息入れてから散歩。図書館で角川俳句5月号を返却。お稲荷さんにお詣り。コンちゃん不在。7-ELEVENで…

「旅行上手と旅行下手 ー 上林暁」文と本と旅と 中公文庫 上林暁精選随筆集 から

「旅行上手と旅行下手 ー 上林暁」文と本と旅と 中公文庫 上林暁精選随筆集 から 私も大根[おおね]は、旅行が好きである。地図を開いて、曾遊[そうゆう]の地を懐しみ、未知の地に憧れることもしばしばである。子供の頃から紀行文を読むことが好きで、中学一…

(巻四十四) 冬銀河この身の浮いて行くところ(西池冬扇)

5月24日土曜日曇り。朝家事は洗濯。細君と入れ替わりに買い物に出掛ける。途中図書館に寄り2冊返却6冊貸出。次に都住でシンちゃん、バーちゃんと交遊。石段に腰を下ろすとシンちゃんが先にやってきて膝に乗る。後からきたバーちゃんはあきらめて手すり下に戻…

「金銭談 ー 石川淳」平凡社ライブラリー 石川淳随筆集 から

「金銭談 ー 石川淳」平凡社ライブラリー 石川淳随筆集 から 「窓のすさび」(山崎堯臣輯、享保九年)という江戸の写本にさまざまの世間ばなしがあつめてあるが、その中から金銭に関するはなし二つ三つ。その一つは正直の頭になんとかが宿るという例の天下泰平…

(巻四十四) 独り来て帰る不安や大花野(高田ひ*^^*)

5月23日金曜日晴れ。細君は美容室に出掛けて午前中は読書・英聴で独り居を楽しむ。昼飯はレトルト・カレー。それなりに美味し。細君、粒餡・マーガリン・コッペパンを土産に帰宅。一息入れてから散歩。白鳥に向かう。ロクちゃんは待ちかねたように出てきてく…

(巻四十四) 小鳥来るパンの焼けたる鐘の音(深町明)

5月22日木曜日曇り。朝家事は洗濯、拭き掃除、息子の部屋のエアコン試運転。昼飯は納豆ご飯に味付け海苔と昨晩の残り物。残り物普通に美味し。一息入れてから散歩。白鳥に行く。ロクちゃんが生け垣から登場。チューブは食べたが空腹ではないようですぐに遊び…

(巻四十四) 一途なり明日を恃まぬ蝉の声(渡辺荻風)

5月21日水曜日晴れ。朝家事は特になし。布団を干した。細君と入れ替わりで生協へ出掛ける。3号棟の自転車置場で2年ぶりにフーちゃんに会った。相変わらず、フーッと威嚇してくるがスナックをくれる奴だと分かっているから逃げない。頑固に人間不審を貫いてい…

「自殺学入門から四節抜き書き ー 寺山修司」青少年のための自殺学入門 河出文庫 から

「自殺学入門から四節抜き書き ー 寺山修司」青少年のための自殺学入門 河出文庫 から 上手な遺書の書き方 さて、自殺すると決めたら、遺書の書き方を練習する必要がある。遺書は手紙であるから、できるだけ相手の気持ちを考えて書かなければならない。勿論…

(巻四十四) 生きながら幻となる人の秋(斎藤達也)

5月20日火曜日晴れ。朝家事は洗濯、シーツの洗濯補助、エアコンの試運転立ち会い。ゴミ捨てを終わり11時となる。昼飯は納豆ご飯と味付け海苔に昨晩の残り物。残り物普通に美味し。一息入れてから散歩。気温は30度超えかな。白鳥にロクちゃんを訪ねた。今日も…

(巻四十四) 沈む陽を揺れて見送る芒かな(一色浩司)

5月19日月曜日曇り。朝家事は拭き掃除。ほかに家事も言い付けられず筆写と英聴書き取りに勤しむ。筆写は、「自殺学入門から四節抜き書き ー 寺山修司」青少年のための自殺学入門 河出文庫 からをコツコツと書き写す。 英聴は、Steve Brusette on the fall of…

(巻四十四) 横丁の二十歩ごとの金木犀(上原重一)

5月18日日曜日曇り。朝家事は洗濯。その後図書館、都住経由で買い物をいたした。5冊単行本を返却して、文庫を4冊借りた。文庫4冊は当たりのようだ。都住に寄るとバーちゃんだけがやって来た。バーちゃんは食べ過ぎると吐くので、スナックを少しずつ分けて与…

「茶室がほしい・プロローグ ー 永江朗」茶室がほしい から

「茶室がほしい・プロローグ ー 永江朗」茶室がほしい から プロローグ 茶室がほしい。ああ、茶室がほしい。まさか茶室がほしくなるとは。じぶんでも驚いた。あきれた。 もともと物欲はさかんなほうで、子どものころからいろんなものがほしくなった。ブラモ…

(巻四十四) 落雷に驚天動地ひとりなり(大澤都志子)

5月17日土曜日雨。散歩に出られず猫さんたちに会えず。今週のBBCから、 Crowd Science Is my yoghurt really alive?https://www.bbc.co.uk/programmes/w3ct6ssmMoney Box Social Housinghttps://www.bbc.co.uk/programmes/m0029yxpFood Programme School Din…

(巻四十四) 叶えたき夢あとひとつ枯桜(目黒游魚)

5月16日金曜日晴れ。朝家事は洗濯と掃除機がけ。そのあと味噌を買って来いと言われお出掛け。図書館へ寄り3冊返却し、都住でシンちゃんと遊び、生協で味噌とマヨネーズを買い、小遣いで安売りのクッキーとどら焼を買った。クッキーは寝る前の麦茶のお茶菓子…

「私のふるさと 古河 ー 永井路子」随筆集 わが町わが旅 から

「私のふるさと 古河 ー 永井路子」随筆集 わが町わが旅 から 古河は風の町である。 関東平野のほぼ真中にあるこの町を、西の方[かた]、赤城、榛名から吹きおろして来る風は、壮絶に走りぬける。何しろ、さえぎるもののない、だだっ広い平野である。好き勝手…

(巻四十四) 今日ありと思ふ余命の冬桜(中村苑子)

5月15日木曜日晴れ。朝家事は特になし。生協へ買い物に出かけ、途中都住の猫さんたちを訪ねた。草むらからシンちゃんがお出ましになり、石段で戯れる。しばらくしたらバーちゃんが現れて、こちらにやって来ようとした。シンちゃんがすぐに反応して虐めに行く…

「装丁の依頼 ー 和田誠」中公文庫 装丁物語 から

「装丁の依頼 ー 和田誠」中公文庫 装丁物語 から 装丁の依頼は各出版社の担当編集者から来ます。それは当たり前のことですけど、たまには著者から直接電話がかかってくることもあるし、編集者に「著者の先生が是非頼んでくれとおっしゃっています」と言われ…

(巻四十四) 流れ住む此処がふるさと盆の月(小川弘)

5月14日水曜日曇りのち晴れ。朝家事は洗濯だけ。シーツの洗濯が予定されていたが延期。今日は、Food Chain Stress, eat, repeat https://www.bbc.co.uk/programmes/w3ct70ycに挑んだ。0116辺りから始め、0514辺りまで何とかたどり着いた。話し方は分かりやす…

(巻四十四) 黴の部屋黴びたる男籠りおり(前田一章)

5月13日火曜日晴れ。細君はコレステロール検診で駅前クリニックにお出掛け。午前の数時間を独り静かにBBC の番組の書き取りをして過ごした。挑んだのは、Mattresseshttps://www.bbc.co.uk/programmes/m001jl1pで、0200から0540までは前にトライしていたので0…

(巻四十四)我になく蜜蜂にある社会性(森哲州

5月12日月曜日曇り。朝家事は洗濯だけ。その後生協へ朝食用品を買いに出かけ、途中で都住の猫さんたちのご機嫌を伺う。バーちゃんがゲロするといけないので始めと終わりに1袋ずつだけあげた。昼飯は納豆ご飯に味付け海苔と昨晩の残り物の豚肉野菜炒め。普通…

「浅草有望派始末記 ー 色川武大」新潮文庫 なつかしい芸人たち から

「浅草有望派始末記 ー 色川武大」新潮文庫 なつかしい芸人たち から 寅さん映画の人物の中で、傑作だと思うのは、太宰久雄扮する裏の印刷屋の社長タコである。馬力があって気がよくて、石ころのように頭が固くて、生存競争のあわいの中を息せき切って走って…

(巻四十四) 浅蜊汁吸い食堂の隅に老ゆ(坊城俊樹)

5月11日日曜日晴れ。朝家事は特になし。細君は生協へ行き、イチゴも買って帰ってきた。かなり迷った末に並みのを買った由。書写は、「浅草有望派始末記 ー 色川武大」新潮文庫 なつかしい芸人たち からで、英聴書き取りは、Money Box, How to retire young?h…

「申し込まれた借金を断る手紙 ー  楡周平」角川文庫 作家の手紙 から

「申し込まれた借金を断る手紙 ー 楡周平」角川文庫 作家の手紙 から 冠省先日は三年ぶりの再会、一宵酒席をご一緒できましたこと、まずは御礼申し上げます。 それにしても驚きました。会社の後輩である貴君から、まさか借金、それも二百万もの金を用立てて…