(巻三十八)失せ物のひよいと出て来る蝶の昼(西本郁子)

9月19日火曜日

(巻三十八)失せ物のひよいと出て来る蝶の昼(西本郁子)

晴れ。朝は秋らしい。

寝床でラジオを聴いていた細君が「五年日記をつけている人からのメールが入って、五年前の朝は布団を出すくらい涼かったんだって!」と云う。

さて、私の五年前は如何と捲ってみると、

https://nprtheeconomistworld.hatenablog.com/entry/39128447

てなことであったらしい。

その日に『病院の春-夏目漱石』を読み終わったようだ。

朝家事は無し。

リビングの照明器具に虫が入り込んだと騒ぐ。椅子に昇って背伸びしてやっと手が届くが虫がいるブラスチック盤の内側までは伸びない。チンチョールを吹き付けたら外側に動いたので、割り箸で何とか摘まんで引きずり出した。こんなことで落っこちて、ポックリではなく、後の人生寝たきりなんてこともあり得るわけで危ない箸は持ちたくない。

昼飯喰って、一息入れて、英聴いたす。

The Food Chain

How AI could design our diets

https://www.bbc.co.uk/programmes/w3ct4v6k

要は画一的な健康管理は意味がない。AI活用により個々人の体質に合わせた食事にしていきましょう、という内容。

解るところは解るが解らないところは解らない。

5時から散歩。稲荷のコンちゃんは愛想を振りまいてくれた。季節が変わって食欲が出てきたのだろう。都住3ではフジちゃんの後釜猫を呼んでみたが出てこず。縄張りを2号棟の自転車置場まで広げたクロちゃんが呼ばないのに気づいて駆け寄ってきた。いつもの場所で二袋あげた。でも動かずにジーっと見上げてくる。仕方なく三袋目を開けて、逃げるようにサヨナラ致した。

で、久しぶりに「八起」に入り、週一なんだからと鰹刺しにいたす。おまけに鯵を数切れつけてくれたが鯵が旨い。最初から鯵にすればよかった。

「八起」を出ると眉月。

願い事-ポックリ御陀仏。とにかく御陀仏。

五年前はそれほど死にたがってはいなかったらしい。五年後のないことを切に願うものであります。

で、

「病院の春 - 夏目漱石岩波文庫 漱石紀行文集 から

https://zuihitsuhissha.exblog.jp/32296684/

を読み返してみた。

とりあへず割箸さがす毛虫かな(矢野誠一)